これは俺の昔の仲間の一人だった男のブログに書かれた文章です。
とても良い文章であったのでぜひ紹介したいと思い転載します。
名前のわかるような部分を伏せ字にしますがその点はご了承ください。
俺は彼の決意を知った時に今生の別れを告げました。
もう二度と再び逢うこともないだろうし、万が一出会ってしまったとしても、お互いに、言葉は愚か、会釈すらすることもないであろう友に、俺はこれからもずっとエールを送り続けるでしょう。
袂を分かった友ですが、とても誇りに思って居ます。
出来うるならば、来世に出会った時にお互いの健闘を称え合えたら…と思い願っています。
以下はその文章です。
こんばんは。
ご無沙汰してます。●●●●です。
今月の「お前が言うな」 の時間だぞ。
本当に俺が言っても説得力の欠片も無いが、今日はこの日記を見て、何らかのドラッグを試してみたいと思った、「一線を越える前」 の方々へ偉そうにアドバイスみたいなものを試みるぞ。
知ってのとおり、俺はクスリに溺れた。
精神科の扉を叩いたのも、向精神薬の「脳を制御する力」 に、なんだか圧倒的な神の所業を見たような気がして、憧れの念を持ち処方を切に望んだ。
狂うべくして狂った。
まさにそれ。
さらなる意識の変容を求めて違法薬物に手を染めるまで、時間を要することもなく、好奇心の赴くまま罪を重ねた。
やがて代償として、塀の中での生活を余儀無くされたが、それも快楽の対価だと、自然に受け入れた。
普通とはなにか?
難しい問いであり、今でもしっくりくる答えを見いだせないが、薬物に依存し、収監すら苦にしないという道は、その「普通」 の定義から大きく外れたもののように思う。
俺は普通の存在にはなりたくない。
誰かにとって、特別な一人になりたいと望んではいるが、こんな道は俺が望んだ「特別」 じゃない。振り返るとそう感じる。
普通。
一般的な市民。
言い方は多々あれど、薬物に依存したり、警察のお世話になったり、刑務所に収監されたり、危険ドラッグに手を出したり……、そんな人生は普通の感覚で捉えると「特別」 ではなく「異常」 なのだろう。
以前も書いたが、俺に正常な感覚(これも定義が難しい)を思い出させ、異常な存在から特別な存在になるのも悪くないよ、と、決して強制的ではなく、本当に自然な流れで道を照らしてくれた人がいる。
「●●●●さんだけのダルクになってあげる」
そうとまで言ってくれた、俺にとって特別な存在だ。
彼女の存在は、クスリを辞め続けるモチベーションであり、また正業に就くための原動力でもあった。
「あった」
そう、過去形だ。
彼女は俺の社会復帰を見届けると、まるで太陽が雲に隠れるがごとく、俺の元を去り、そして一切の連絡を遮断した。
I love you so madly.
Yes, I can’t go on without you.
そんなことを言っても、彼女はもう現れないだろう。
ならば、だ。
俺はどうするべきなのか。
そして、クスリに溺れる前のあなたは。
辞めようともがくあなたも……。
そう簡単な問題ではない。
しかしながら、またクスリに?
それは下策かも知れないよ。
歩むのは、そっちの路じゃない。
今度は、俺が、あなたが、誰かにとって特別な存在になろう。
俺は薬物に依存したり、濫用する方々を否定しない。
楽しいんだから。
ラクになれるんだから。
俺も歩んだ路だから。
十分に理解しているつもりだ。
でもね。
誰かを大切に想う。
想われる。
そうすると、ちょっと違う路も照らされるんじゃないかな?
その違う路を行くのも悪くないよ。
……うーん。
俺が言っても、やっぱり説得力に欠けるなあ。
ていうか、気持ち悪くさえもあるw
ま、今までどおり、廃人の戯言だと流していただければ幸い。
では、また書きます。
●●●●でした。
ちゃお♡