先日、オフィスでトイレ掃除をしているお姉さんがちょうど便器を磨いていたので
「いつも綺麗にして頂いてありがとうございます」
と声を掛けさせて頂きました。
すると、お姉さんは笑顔で
「こちらこそいつもありがとうございます」
と返事を返してくださいました。
何気ないやり取りだったのですが
「こちらこそいつもありがとうございます」という言葉に
凛としたプライドが見えたような気が致しました。
ふと我に返ると
最近自宅のトイレも自分で掃除をしていない事に気付き
翌日土曜日、早速便器を自分で掃除をしました。
妻は「旦那様、あら珍しいですね」
と訝しがりながら私の様子を見ていましたが笑
私は便器を磨きながら、会社を設立したての頃、先輩から教えられた言葉を思い出していました。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番を目指せ。そうすれば誰も君を放っては置かぬ」
トイレ掃除も、下足番も、経営も実は基本は一緒なのだということです。
地道にやり続け、結果を出し続ければ、必ず社員もお客様も見ていてくださる。
逆に言えば慢心し、驕り高ぶり、現場を忘れれば必ず足元を掬われる。
それが経営者としての王道なのだと思います。
追伸
社員のみなさんからの寄せ書きが今年一番嬉しい誕生日プレゼントでした。