日経平均が15年振りの高値を更新しました。

現在の日本企業のファンダメンタルズはここ15年で最も高水準であり、マーケットは今後も盛り上がりを見せるでしょう。


我がグループの業績も、過去最高を大きく上回りそうです。


年初のブログにも書いたのですが、実は今期業績据え置きでじっくりと戦略を練る1年にしたいと考えていました。しかし、経営とはなかなか思うようにいかないもので、買いたいというお客様が沢山来て頂ければ、それをお断りする事などとても出来ません。


また頑張って業績を上げるグループ会社に業績を維持しろなど、冷や水を浴びせるような真似は出来ません。


結果、業績が上がれば仕入を増やし、仕入が増えれば借り入れが増えという循環になっていきます。

私が出来ることは成長という甘い罠に陥らないよう、強い意志で経営合理化を進め、常に有事に備えることであり、改めて兜の緒を締めなくてはいけないと強く思います。


しかし、この昂揚感やマーケットの状況など9年ほど前に来た、いつか来た道に似ているような気がします。


果たして、この金融緩和を続けてこの先日本経済と世界はどこに向かうのか。


安倍総理の施政方針演説を聞き、日本人として胸を熱くしながらも、経営者として社員を守り、お客様を守る為に何をすべきなのか。


論語と算盤を再読しながら、一人沈思黙考をしています。