藤田さんの日経での記事が話題のようです。
http://ameblo.jp/shibuya/

賛否両論巻き起こっていますが、私は以下の文章に自分の経験を重ね合わせ、着意した事がありました。

「その若い社員は以前、会社に億単位の損失を与える失敗をしたことがありますが、我々は再度のチャンスを与えていたのです。サイバーエージェントには「挑戦した敗者にはセカンドチャンスを」という価値観があります。失敗した社員の経験は会社の資産と見なすべきで、本人もその経験を生かし、いつかは失敗も回収してくれるだろうと考えています。それを今回のように投げ出されてしまうと、この価値観を維持することが危ぶまれます。」

この若手社員さんは結果、長い人生の中でとてつもない経験を得られたのではないかと推察します。

その理由とは
彼が最初の失敗で会社に与えた億単位の損失は、サラリーマンだからこそ許された事であり、これが起業をして自身で個人保証を入れて借金をしていたら大変な事というか、常識的に考えて破産です。

更に次に任された事業を途中で投げ出す事が出来たのも、サラリーマンだからこそ許された事であり、これも自身で事業を立ち上げていたら会社清算となり、また数億の損失を出す事態に陥っていたとしても不思議ではありません。

彼の疑似起業体験での2つの大きな失敗は、普通では得難い経験であり、今後に生かす事が出来れば、ビジネス人生が大きく飛躍する可能生があります。

人間は失敗をする生き物です。藤田さん自身も著書で書かれていた通り、サラリーマン時代に仲間を裏切ってしまったと告白されています。失敗をしない人などいません。

斯く言う私も、大きな失敗を経験した一人です。

しかし、失敗を生かすも殺すもその人次第。
人生に必要な失敗力は、私自身も多くの方にご迷惑を掛けながらも学ばせて頂いた武器の一つです。


しかし、、
今回の炎上で意図した事が広く大きく伝わった藤田さんが、結局漁夫の利を得たと感じるのは私だけでしょうか。。