ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の活躍が続いているが、
中継を観ていると、球場からのリポートや、試合後のインタビューに金髪の美女が登場する。
ご存知だろうか?
彼女は、ロサンゼルスにあるテレビ局 “バリー・スポーツ・ウエスト” (Bally Sports West) のリポーター、エリカ・ウエストン (Erica Weston) さんだ。
エリカさんは1986年12月生まれの36歳 (このブログ更新時点)。
今でこそエンゼルス担当のリポーターだが、大学ではジャーナリズムを専攻していた。
ジャーナリスト志望だったようだ。
また、NBA(全米バスケットリーグ) やNFL(全米アメフトリーグ) の強豪チームのチアリーダーをしていたこともある。
アメリカでは、チアリーダーは、人気選手と同様に試合の花形である。
身長170cmで学生時代はバレエの経験もあるエリカさんは、
そんなチアリーダーの中でも、とくに名の知れた人気者だった。
その後、スポーツリポーターになったエリカさんは、MLB (メジャーリーグ) のカージナルス担当などで経験を積んでいたが、
故郷カリフォルニア州のバリー・スポーツ・ウエストが、エンゼルスのリポーターを募集していると聞き、応募して採用された。
昨シーズンから正式にエンゼルス担当のリポーターとなったエリカさんは、
大谷選手と特別な信頼関係を築いている。
これまで培ってきた野球の知識が豊富で、当意即妙な話術に長けているうえ、
昨年、初めてインタビューした時から、
答えやすいよう質問内容を工夫するなどして、ショウヘイのハートをとらえたようだ。
そんなわけで、
どの球団も囲み取材は地元メディア優先なのだが、
その中でも、大谷選手のインタビューは、最初に質問するのはエリカさんという暗黙のルールが出来上がっているらしい。
だから、
試合後のインタビューでは、二人が (通訳の一平さんを交えてだが) 仲良く語らうシーンを見ることができる。
今では、大谷選手がエリカさんをイジったりすることもあるそうだ。
(エリカさんの Instagramより)
だが、NHK (BS1など) の中継だと、
権利の関係なのか、エリカさんの出ているシーンはことごとく別映像に差し替えられる。
日本国内でエリカさんのリポートを観る方法は、CSのスポーツ専門チャンネルを観るぐらいしかないのが残念なところである。
もっと日本での露出機会が増えれば、確実に人気が出る人だと思うのだが・・・。
※大谷選手のジグソーパズル (こん
なのがある) に興じるエリカさん。
(エリカさんの Instagramより)
試合後に大谷選手とビリヤードを楽しむこともあるというエリカさんなので、
ちょっと年上だが、大谷選手にお似合いなのでは、と思う人もいるかもしれない。
しかし、エリカさんには弁護士をしているご主人と二人のお子さんがいる。
だから、そういう♥関係にはならないようだ。
エリカさんが言うには、大谷選手は野球を愛する
“ジャイアント・キッド” (大きな子供)
だそうだ。
永遠の野球少年といったところだろうか。
きっと、弟のように可愛いに違いない。
セレブレーション” を受ける
大谷選手。
(現地時間7月15日のアストロズ戦
報道写真より)
エリカさんは、美人というだけでなく、
頭もよく、気くばりもできる人だということはすでに述べたが、
それに加えて、なかなかの“男前”な一面もある。
6月20日 (現地時間) に行われたドジャース戦で、
大谷選手の打ったファウルボールが3塁ベンチ方向に飛び、通訳の一平さんの頭上をかすめて観客席方向に飛び込んだ。
この時、中継画面に、ボールを手にした満面の笑顔のエリカさんが映し出されたのだが、
まさかと思っていると、しばらくして、
エリカさんがこのファウルボールを片手でダイレクトキャッチする録画映像が流れた。
なんと、痛烈な打球だったが、エリカさんはそれを素手で捕球したのだ。
エリカさんは昨シーズン、ベンチ脇で待機中、飛んできたファウルボールが当たるというアクシデントに見舞われたことがある。
幸い怪我はなかったが、普通なら、それがトラウマになって今回のファウルボールを避けるところだろうが、
エリカさんは臆することなく、積極的にキャッチしにいったのだ。
それが大谷選手の打った球というのも何かの縁を感じるが、
いやぁ、さすが “西部の女”!
惚れ惚れするじゃじゃ馬ぶり (← 褒めてるんですよ)。
(報道写真より)
7月4日 (現地時間) のパドレス戦では、
“二刀流” の先発投手として出場した大谷選手だったが、
6回途中、右手中指の負傷 (爪が割れた) でマウンドを降りた。
打者としても、この指の負傷が影響したのか3打数無安打となったため、
9回の第4打席に代打を送られ、途中交代となった。
この時、大谷降板を伝えるエリカさんは、
いつもの陽気な笑顔もなく、泣きそうな声で中継していた。
本当に大谷選手のことが好きなんだなと思える一幕だった。
いつだったかの試合後のインタビューでは、終わり際に
「ショウヘイ、アリガトウ」
と言ってペコリと頭を下げる日本式の挨拶をしたエリカさん。
これからも、でっかい弟ショウヘイとの絆が続いてほしい。