『下町ロケット』原作とドラマ ② ~ガウディ計画編~ | サト_fleetの港

サト_fleetの港

ブログで取り上げる話題はノンセクションです。
広く浅く、幅広いジャンルから、その時々に感じたことを “おとなの絵日記” のように綴っていきます。


ドラマ『下町ロケット』は、11月22日放送の第6話から、後半の『ガウディ計画編』に入りました。


こちらの原作は『下町ロケット2・ガウディ計画』になるわけですが、昨日ドラマを観ての感想を書きたいと思います。






まず、『下町ロケット2』原作の方には、佃社長 (航平) の娘 利菜は一切出てきません。


しかし、ドラマ第6話を観ると、

原作にないボウリングのシーンで、大学生になった利菜が父 航平といっしょに登場しており、予告を観る限り次週からも登場するようです。


さすがに、出演者のクレジットに阿部寛さんの次に利菜役の土屋太鳳さんをもってきているTBSとしては、原作になかろうが、利菜のエピソードを作ってはさみ込む作戦とみえます。

前回の “『下町ロケット』原作とドラマ” に関する記事の時にも書きましたが、

私は原作とその映像化作品は、実質的に “別物” と考えていますので、

ドラマにオリジナルのエピソードが加えられても、原作のストーリーを逸脱しない範囲なら、それはそれでよいのではないかと思います。


しかし、これからちょっと苦言になってきます。

『ガウディ計画編』で非常に重要な役割の心臓外科医 一村隼人と、㈱サクラダの桜田社長についてです。


原作では、一村医師は九州の国立大医学部出身という設定になっているのですが、ドラマで一村を演じている今田耕司さんは、関西イントネーション丸出しです。
石倉三郎さん演じる桜田社長も、生粋の福井人にしては、あの独特の福井訛りがありません。

まぁ、一村は大阪出身で九州の大学に進んだと考えれば、つじつまが合わないこともありませんが・・・。

でも、桜田社長はちょっと残念です。

同じ日曜劇場ワクで高視聴率だった『天皇の料理番』では、福井出身の秋山徳蔵 (ドラマでは篤蔵) を演じた佐藤健さんの福井弁は見事でした。

また、奥さん役の黒木華さんも、本当に福井出身ではないかと思えるくらい福井弁が自然でした。
(と、福井の人も言っていました)

その『天皇の料理番』と同じ時間帯なだけに、よけい落差が目立つ印象です。

おそらく、急なキャスティングで、充分な方言指導が間に合わなかったのではないかと思います。

このあたり、朝ドラ『まれ』でネイティブばりの能登弁を披露していた土屋太鳳さんはどう感じているか、ぜひ聞いてみたいところです。