柴犬に多く発症する遺伝病は

GM1ガングリオシドーシス 
という【遺伝子疾患】です。



【遺伝性疾患とは】
遺伝性疾患とは、遺伝子や染色体に変異が起きて引き起こされる病気のことです。変異した遺伝子は、親から子へ引き継がれることによって病気も引き継がれていくのです。
遺伝していれば予防はできません。
そして生まれた時から死ぬまで遺伝子は変わらないのです


純血種のどうぶつでは、限られた地域の中で、同じ品種のどうぶつの繁殖を繰り返すことにより近親交配が進み、変異した遺伝子が固定され、その犬種の発症しやすい遺伝性疾患となります



GM1ガングリオシドーシスとは 

脳や神経の機能に異常がみられる病気です。

代謝蓄積病や、ライソゾーム病ともいいます。

ライソゾーム酵素「ベータガラクトシダーゼ」の欠損により、正常であれば代謝されるはずの「ガングリオシド」が脳や内臓に蓄積し、「ケラタン硫酸」や「オリゴ糖」が骨に蓄積して、さまざまな神経症状や運動失調を起こす病気です。




生後3ヶ月〜4ヶ月頃に異変かな?

と思う動作をします。

誰もが様子を見てみよう!と判断する時期でしょう。毎日見ててもわかりにくいです





▶️落ち着いている体制で四肢や頭部に震えが見られます。

不安?寒さ?それくらいの感じで受け取れます。

頻繁ではないし、初期はどこか一部軽い小さな震えから始まるので見落とすかも知れません






▶️生後5ヵ月頃から明らかに異変だとわかります。

バランス感覚がなくなり、進行方向を向きながら体が斜めから横向きに倒しながら脚を引きずって歩くようになります。



ペットショップで売られる月齢時期や家族としてお迎えした月齢に近い時期を参考に動画を載せました。

柴犬の遺伝子疾患

ガングリオシドーシスとは、このような症状から始まります。





GM1ガングリオシドーシスは遺伝病のため、

発症してしまったら治療方法はありません。

あるのは『死』だけです。

キャリアの遺伝子を保有していても、必ず発症する訳ではありません

健康な柴犬として成長していきますが、

子供に受け継がれ発症する可能性はあります




健康な柴犬だからと、すべて繁殖させていい犬ではないんです‼️





親犬が繁殖前に遺伝子検査をし、
クリア × クリア  の繁殖で


確実に防げます。
致死性の高い疾患(GM1ガングリオシドーシス)は発症しません‼️



ペットショップでの子犬の遺伝子検査は
予防ではなく安心チェックです




購入する場合は、契約前に親の遺伝子検査について訪ねてください。
口頭だけではなく、書面をもって理解、納得するまで説明を聞いてください。
そこで面倒くさそうな態度や、嫌な顔をする販売員だったらチェンジですねえー
(店長出てこいドキドキ)




ペットショップは命を扱っているという事を
もっと真剣に考えて欲しいです。
特殊な販売業ですよ!
現場も知識が必要ということです



ペットショップで命を買う側にも知識が必要です。
今回、ほんとに勉強させてもらいました。
大手のペットショップだから安心だと、、、
それが、、、

2017.9.27  愛知県豊橋市生まれ
柴犬3兄妹
2019.1.13 死亡  大福 (15ヶ月と17日)
2019.1.18 死亡 さくら (15ヶ月と22日)
2019.5 .9  死亡  もみじ(19ヶ月と13日)





3兄妹は
アフェクテッドの遺伝子を持って生まれてきました。ペットショップ側は遺伝子チェックもせず販売しました。
その当時、契約時に遺伝子疾患についての説明も記述もありません



生後8ヶ月頃、ほぼ同時期にGM1ガングリオシドーシスと診断されます
さくら (岐阜大学動物病院)
大福 (山口大学動物医療センター)
もみじ (日本高度動物医療センター名古屋)




3頭の血液と血統書を遺伝子疾患(GM1)の研究されている鹿児島大学の大和教授のもとへ送られ、間違いなくGM1を発症しており、国内33、34、35症例目だと言われました





その事実を半年かかって、やっと企業が重要視しペットショップ本社の社長が認め、謝罪文をホームページ上に掲載してくれます。




(一部抜粋)
この度、株式会社AHB(ペットプラス)からお迎えいただいた、さくらちゃん、大福ちゃん、もみじちゃんという柴犬において、とても悲しい遺伝子病を発症させてしまいました。




(謝罪文の末尾)
柴犬の遺伝子病をはじめに、今後も「防げる」遺伝子病を防ぐために取り組みを拡大して努めてまいります。さくらちゃん、大福ちゃん、もみじちゃんが教えてくれたことを、決して忘れることなく、私たちAHBは、CAを取り巻く課題や問題に対しても一つ一つ向き合いながら、動物と人間の幸せな共生の為に、全員一丸となって取り組んでまいります。

2019年2月1日 代表取締役 川口雅章






上層部だけが言っていては駄目ですね。
全国100店舗以上ペットショップ【PetPlus】を運営しています。
その全店舗の販売員に教育、指導が必要です。


遺伝子の説明が難しい。
よく理解できない。


キョロキョロキョロキョロキョロキョロ



説明に自身のない販売員さんは無理に説明しないで欲しいですプンプン





生体販売禁止‼️  と言われているこのご時世に、このような事態ですよ。
今だからこそ、慎重に行うべきではないですか?
ペットショップは命を扱っている事をよく考えてください。




売れればいい!だけではもうやっていけない時代ですよ。




いい加減な対応する販売員は
『幸せ配達人』とも言えないですっプンプンプンプンプンプン






『さくらちゃん達がおしえてくれたことは決して忘れません』





その末端社員がやっている事は、
さくら、大福、もみじ の

死への冒涜ですムキー





店員の根拠も不明、軽率な説明は、わざとはぐらかしたと言われても釈明できません。
または、基本的知識も持たない販売員に命を扱わせているどうぶつが可愛そうです。
しっかり指導、管理を徹底して欲しいですね‼️





本日の長文読んで頂き、ありがとうございました。
遺伝病で愛犬を亡くした飼い主なので、思うこと言わせて頂きました。