2024年今年のカラー「Peach Fuzz」 このように着こなすと良いです。
パンデミック以来、強烈な色の陰にとどまっていた”Peach Fuzz”は、ついに時を迎えて存在感を示しました。 世界中を彩る温かみのある桃、2024年今年のカラー”Peach Fuzz”について。
PANTONE ® 13-1023 Peach Fuzz
世界的な色彩専門企業のパントーン(Pantone)が選定した今年のカラーは、まさに”Peach Fuzz”。 ピンクとオレンジの間の柔らかい桃色を含んだ色だ。
今年でカラープログラム25周年を迎えたパントンは、”Peach Fuzz”を選定した理由として、他人との親密感とつながりに対する渇望を反映しようとしたと説明した。 加えて、「来年は私たちの周辺の雰囲気がかなり複雑になり、静かさと平和、休息が必要になるだろう。 これがまさに”Peach Fuzz”が私たちに必要な理由」とも。
毎日のように昇る日の出と日没から見える暖かい色味から、愛する人との柔らかい抱擁、私たちを夏の思い出に連れて行く熟した桃の甘さを思い出してみよう。 知ることになるだろう。 この魅力的な色が浮かび上がらせる平穏さと暖かさが随所にあったことを。
ランウェイに繰り出したPeach Fuzzの饗宴
2024年のS/Sでも多彩に登場した”Peach Fuzz”。 コート、セットアップスーツ、ドレス、ワンピース、ブラウス、ジャケットを披露したLOUIS VUITTON、JILSANDER、GUCCIなどのランウェイコレクションで、この色を活用したラインを見ることができた。
全身を包み込むほのかな桃色
頭からつま先までほのかな”Peach Fuzz色”を着れば、特有の優雅な雰囲気を見せることができる。 ヌードカラーのハイヒールを履いたALÄAのルックにより、足の比率が長く見えるヒントが得られる。
ヴィンテージな魅力とモダンなエレガントさの間で微妙なバランスをとる”Peach Fuzz”。 Stella McCartneyのドレスとジャケットは詩的でありながらロマンチックな雰囲気を醸し出す。
”Peach Fuzz”の色をラブリーに楽しみたいなら、素材に集中しよう。 CHANELのクラシックなツイードがここにあるので。
PRADA 2024 SS
シルクブラウス、夏用ジャケット、パンツ、ローファーのようなアイテムに”Peach Fuzz”を盛り込み、特有のエレガントで洗練されたムードを醸し出したPRADA。
Missoni 2024 RTW SPRING
まさに”Peach Fuzz”の饗宴だったMissoni。パントン関係者が今年のカラー発表前にデザイナーに耳打ちをしてくれたのかと思うほどだ。 ピンクとオレンジの間に落ち着いたピーチカラーが体に乗って流れるシルエットドレスが出会い、郷愁を呼び起こし、ルックにインパクトのある軽快さを吹き込む。
JIL SANDER 2024 SS
バレエからインスピレーションを受けたようなJIL SANDER 2024 SS。ほのかに染み込む”Peach Fuzz”カラーで、ミニマルだが確実な印象を残した。
Kiko Kostadinov 2024 RTW SPRING
男ならピンク。 同じ系列のピッチファズも例外ではない。 服を着る男なら、今年は”Peach Fuzz”と親しくなる心の準備をしよう。 Kiko Kostadinovが柔らかなピーチカラーがもはや女性だけのための色ではないことを証明してみせたのだから。 スーツよりはもっと楽に着られるアイテムが中心だった。 ロングドレス、トップ製品、そしてPeach Fuzzディテールでポイントを与えたパンツまで。
ここですべてではない。 格式ある席に華やかにコーディネートできる”Peach Fuzz”のセットアップにも注目せよ。 フルセットアップが負担になるなら、彩度を下げたセットアップにホワイトシャツや明るい彩度やパターンのインナーでポイントを与えるのも方法。
ウォームトーンの時代が到来した
オレンジトーンのベースでウォームトーンに安定してフィットする”Peach Fuzz”。 だから、まさにウォームトーンの時代と言える。 シルクからコットン、ポリエステルなど様々な生地素材ともよく似合うので、来る春、夏の”Peach Fuzz”のほのかな魅力に浸ってみることをお勧めする。
ピーチカラーとグレーはそれ自体が幻想的な組み合わせ。 中性的なニュートラルトーンのほのかで柔らかいロマンチックな感じが調和し、バランスの取れたスタイリングが完成する。
あえて言うなら、春のウォームトーンにぴったりの”Peach Fuzz”。 しかし、明度と彩度を調節するだけでも、一層選択の幅が広がる。 特に、柔らかいピーチとチョコレートブラウンが出会うと、中性的なパレットになって多様な肌トーンにさらによく似合う。
組み合わせればもっと似合う
いくら”Peach Fuzz”がウォームトーンの色だとはいえ、クールトーンにも方法はある。 ”Peach Fuzz”をスカートやバッグ、靴など、顔から遠いところでポイントカラーにすること。
Maryam Nassir Zadehのように”Peach Fuzz系”のスカートを着用すれば、大きくトーンにこだわらずスタイリングを楽しむことができる。 暖かい春、夏にホワイトトップと一緒にマッチすれば、これほどの組み合わせはないはず。
”Peach Fuzz”の色は、バーガンディーやブラウンカラーともよく似合うという事実。 特に秋、冬にカバンのようなポイントでPeach Fuzzポイントにペアがなされれば、ドラマチックなコントラストが醸し出す雰囲気のあるルックを演出することができる。
マッチするカラーによってコーディネートの雰囲気がガラッと変わる”Peach Fuzz”の魅力。
子どもの頃、クレヨンを聞いた時のことを考えてみなさい。 同じパステル系の”Peach Fuzz”と柔らかいミントは、華やかで愛らしいイメージを与える。 ただ、一つのスタイリングでパステルカラーを使いすぎると、多少ダサい感じがすることがあるので注意しよう。
ゴールドアクセサリーとも相性抜群
ウォームトーン系のカラーだけにゴールド系のアクセサリーとも相性抜群。 ボールドなゴールドが”Peach Fuzz”と出会った時、自然にルックに溶け込むのを確認できる。
”Peach Fuzz”はこうやって着こなす。
「ジョージアで私の女に会った(I got my peaches out in Georgia)」と自分の歌「Peaches」を歌ったジャスティン·ビーバー(Justin Bieber)。
ここで「Peaches」は果物の桃ではなく、妻のヘイリー·ビーバー(Hailey Bieber)に向けた愛称だ。 愛する妻に心を告白する歌詞らしく、頭からつま先まで愛らしいピーチのセットアップで武装した姿。見よ、愛を告白する男なら果たして”Peach Fuzz”だ。
特別なデザインがなくても桃色が持つ本来の柔らかいイメージに集中すれば、特別なドレスとスーツだけで洗練されたルックを演出することができる。
シャツとTシャツのレイヤードでトーンアンドトーンコーディネートの定石を見せてくれたライアン·ゴスリング(Ryan Gosling)とブラッド·ピット(Brad Pitt)。 彼らのスタイリングの卓越さは、洗練さと気楽さを行き来する”Peach Fuzz”の魅力を積極的に活用したことにある。
タイラー·ザ·クリエイター(Tyler、The Creator)は、ピーチカラーポイントの毛皮の帽子とシャツで、”Peach Fuzz”の魅力を一さじのせた姿。
これまで彩度の高いピンクが負担だったなら、確実な代案になってくれる”Peach Fuzz”。
柔らかな桃色に似たピッチファズで全身を包み込んでも、バッグや靴で軽くポイントを与えても良い。 慰労と寛容、そして包容の精神を盛り込んだ”Peach Fuzz”が、新しい年を迎えた私たちの日常をより暖かく、楽観的なエネルギーで満たしてくれるだろうから。
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