トラックメイカー T'Z BEATZ a.k.a. Staxx T とは。 | CREAM Official Blog「S-CREAM」Powered by Ameba

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こんばんわーヽ(゚◇゚ )ノ

アルバムの発売が1日、また1日と迫ってくる中、また色んな思いがこみ上げてくる。

今日はトラックメイカー

T'Z BEATZ
てぃーず・びーつ

についてみんなに話そうかな!

ピンと来ない人も居ると思うので、一応説明しておくと、「トラックメイカー」っていうのは、要は歌の後ろで鳴ってる「伴奏(ばんそう!)」を作る人の事やねんけど、「ビートメイカー」などとも呼ぶ事もあって、「伴奏」の事を「トラック」とか「ビート」と呼ぶ事もある。
まぁそれを作る人って事。

海外ではそれを「プロデューサー」って立ち位置で表記したりする事もあるけど、例えばそのビートメイカーが、すでにサビも考えてある状態でアーティストに楽曲提供したりとか、曲全体の構成感、内容を考えたりとかもするので、大きくわけると曲全体をプロデュースした人って立ち位置にもなる場合があるのかな。(未だに真意は俺もよく知らない)

俺なりの解釈では、単にビートを作って提供する人は「ビートメイカー / トラックメイカー」って感じで、曲の全体像までアイディアを膨らませてるのは「プロデューサー」って感じ。

さて、T'Z BEATZっていうのはよくCREAM VISIONなんかでもよく見かける字面ですが、



ようはStaxx Tの事である。

なぜ名前が違うのか?という疑問が生まれるかもしれないので、説明すると

T'Z BEATZ

T's Beats

Tのビート

Staxx Tが作ったトラックやで!


という事なんですね。

わかったフリをしてた人は、明日から前から知ってたかのように友達に話してみよう!

要するに、Staxx Tがトラックメイカーとしてトラックを作る時はT'Z BEATZという名義になるという事です。

ラッパーを始めたのが17歳で、トラックを作り出したのは18歳の頃。

Staxx Tは10歳で、T'Z BEATZは9歳。

CREAMなんかまだ3歳やねんで!幼児w

まぁ、今でもラップもトラックメイキングもわからない事だらけで一歩ずつって感じ。

でも10年やると、1年目にわからなかった面白さがわかってくる。

と思うと、アメリカのラッパーなんて、「10歳の頃にはライム (韻を踏む / ラップする) してたぜ」とか言うヤツが多いので20歳にはすでにプロ級に上手くなってるのも納得できるな。

トラックも作り始めてもうすぐ10年。

ピアノを子供の時に習ってたから、多少はピアノも弾けたりするけど、ドラムの打ち込み方とか、機材の使い方を誰かに手取り足取り教えてもらった事はこの10年間、一度もなくて、98%くらいは独学で身につけて来た。

スタジオでレックしてる時にエンジニアさんがいじってるのとかはちょいちょい見て2%くらいはヒントになったりしたけど、正直手の動きが早すぎて一瞬で置いてかれる!笑

周りにもトラックを作れる人とか、教えてくれるような親切な人は居なかったから、自分で色々いじりながらコツコツ思考錯誤を繰り返すしかなかったのです。

でも、誰も教えてくれなくても10年いじくり回してたら多少はできるようになるものだ。

ラップだって別に誰に教えてもらったわけでもないし、結局は自分でたくさん聞いて、なんでカッコいいのか?なんで日本語で歌うとリズムがなくなるのに、英語のラップはあんなに跳ねるのか?とか、ひたすら研究ですよ。

トラックもそう。「このコードからこのコードに飛ぶ時がめっちゃキモチイイ!」とか、「サウスのヒップホップはハイハットがこういう風に入ってるのがセオリーなんだな」とか、ベースの弾き方とかサビをハデに聞かせるためのシンセサイザーの入れ方とか、全て世の中にリリースされた音楽にヒントがあるから、「カッコいい!!」って素直に感動した曲、好きな曲をひたすら聞いて具体的にどこがカッコいいのかを勉強する。

まぁ「好きこそ物の上手なれ」って事で、10年もそんな事をやり続けてると自然と自分らしいサウンドがわかってくる。

後は色んな発見をその都度アドオンしていけば、時代の流れを意識した自分のサウンドを作れるようになると思う。

俺の中で偉大なプロデューサー / ビートメイカーはたくさん居るから、誰に憧れてる?と聞かれるとみんな!って答えてしまいそうになるけど、やっぱり今のアメリカのHIP HOPシーンを築き上げたプロデューサー達はみんなリスペクトしてる。

俺がリアルタイムで洋楽を聞き出した頃から行くと、最初は洋楽のHIP HOPの何がカッコいいのかなんて全然わかんなくて、何言ってるのかもわからんし、聞きやすいもの、好きなものを見つけるのには時間がかかったなぁ。

でもHIP HOPでもアメリカ南部のDirty Southが流行りだして、Lil Jonで突如サウスにハマったし、Lil Wayneが当時から爆発してたCash Moneyの初期のサウンドを作り上げたMannie Freshのドラムが好きで誰のビートよりも勉強したし、Jermaine Dupriがプロデュースするものもめっちゃ聞いたし、サウスじゃなくてもSwizz Beatz、Timbaland、No ID、Kanye Westとか影響を受けたプロデューサーは数えきれない。

みんなビッグネームになると(特に裏方より、自分も前に立つプロデューサー)、プロデュースしてるとは言っても本当に自分で作ってるのか?って議論は出て来たりするけど、俺からすれば、それは置いといてみんなそれぞれ自分たちっぽいサウンドを持ってるから、それが素晴らしいと思う。

Souljah Boyとかもトラックすげーチープなのに、単純にイケててセンスで爆発的に流行ったりしたし、そういうのが面白い。

Swizz BeatzやMannie Freshも使ってる音色とか、全体のサウンドがチープなのになぜか!カッコいい。

それが希望を与えてくれたっていう意味も大きいかな?

機材がイケてるからイケてる音楽作れるわけじゃなくて、要はセンス次第っていうか。

イケてる機材持っててもダサいトラックしか作れなかったら宝の持ち腐れになっちゃうしね。

逆にすごいゴージャスなサウンドで言えばMaybach Music系のすげー壮大でドラマチックなトラックを作ったりしてるJustice Leagueってプロデューサーもめちゃめちゃカッコいいトラック作ってて感動した。

新しいプロデューサーで言えばLex LugurとかJahlil Beatsも突然引っ張りだこになったし、今もイケイケのMike Willなんかも超イケてる音楽作ってると思うなぁ。

ここには書ききれないほど素敵なトラックメイカーがたくさん居るおかげでめっちゃ刺激になる。

相手が自分より若いと悔しい反面、また刺激にもなるし!



『DREAMIN'』 T'Z BEATZプロデュース曲
2. Once In A Lifetime
9. DREAMIN
11. Money Money Money
14. Goodbye
15. Wait Your Turn

そんなT'Z BEATZ、前作DREAMIN'の時は15曲中、5曲しか自分のトラックはなくて、もちろんあの時はフルパワーで作ってたけど、最終的にJohn Fontein (RE:LABEL®)が俺のトラックもアレンジしてくれたりと、アルバム全体を監修してくれてて、正直、T'Z BEATZとしてもっと胸をはれるような作品を作りたかったし悔しかった。

Money Money Money以外は全部アレンジしてもらってパワーアップしたって感じで、特に「Goodbye」は原型は俺が作ったけど、Johnが居なかったらあんな曲にはならなかった。アレンジの段階でガラッ!と生まれ変わって、嬉しい反面悔しさがあったりね。。。

DREAMIN'の2nd Verseのトラックの展開もJohn Fonteinが作ってくれたドンデン返しやったり。

やっぱ一人では50%くらいまでしか作れてなかったようなもんなんだ。

歌詞も書くし、ビートも作るし、ビデオも編集するし、ブログ書いてライブしてアレコレやる事が多いとヒマやった初期に比べるとやっぱり時間も少なくなって、いっぱいいっぱいになってたけど、やるからにはスキルアップしないとね。。

でも、今回のアルバム『#nofilter』



『#nofilter』T'Z BEATZプロデュース曲
2. Nobody
3. PARTY CHAKKA-MEN
4. Just Like You
5. Hobokano (John Fonteinプロデュース曲をアレンジ)
7. WINNER
12. Far Away
13. See The Light

ここに来て、CREAM VISIONなんかでもたくさんのトラックを作り続けてきた事が実を結んで、13曲中6曲をT'Z BEATZプロデュース、プラス、「5. Hobokano」のアレンジも担当してガラっとT'Z BEATZサウンドにしてみたり、と、俺なりのサウンドを前回よりも多く収録する事ができた。

しかもT'Z BEATZだけで最後まで簡潔できた曲も多かったしね!

これは俺にとってはめっちゃ嬉しい事なんすよ。←わかってくれるかい?

今まではクオリティの問題とかサウンドの幅を広げる意味でさ、どうしても外部のプロデューサーに頼らないといけなかったけど、少しずつT'Z BEATZとして果たせる役割が大きくなってきて、「これがT'Z BEATZのサウンドなんだよ!」ってのを聞かせられるようになってきたのかもしれない。

この#nofilterでそれを実現できた事はT'Z BEATZにとっては大きな成長かなとも思ってる。

と同時に、色んな条件が重なって「やらざるを得ない」シチュエーションになってこそ、改めてトラックメイキングと真剣に向き合う事ができたし、やっぱり自分の好きなように音を組み立てるって作業は何よりも楽しい。

色んな音楽のジャンルがあって、世界中に音楽作ってる人は五万と居るわけで、その中で自分が「どう組み立てるか?」って事だけでどんなサウンドを作る事もできる。

目にも見えないモノなのに、こんなにのめり込んで10年もやっちゃうって、つくづく音楽の魅力は果てしないなぁと思う。

みんな音楽やってるアーティストは1枚のアルバムを作るのにこれだけ、いや、それ以上の思いを詰め込んでリリースしてるんだよって事はみんなにわかっててもらえれば嬉しい^^

ただただ楽しいからやってると言えばそれまでやけど、「楽しい」の裏側では想像もつかない程の果てしない時間をつぎ込まれて生まれてくるものなんです。

俺も10年目を迎えるけど、20年経っても、30年経っても、T'Z BEATZとしてかっこいいと思うサウンドをみんなの耳元まで届けていきたいと思うし、それは俺の人生をかけてでもやるべき仕事やと思ってる。

そんな思いも知った上で#nofilterを聞いてもらえると、また違った聞こえ方に変わるかもね!

さぁ、#nofilterの発売までもう1ヶ月ほど!

CREAMは今日も誰かの「退屈」を「楽しい」に、「楽しい」を「めっちゃ楽しい」にするような音楽を作ってるよ!

今日は金曜日なので、Friday Nightのアンセム「Nobody」を聞いてくださいな♪



ちなみにこの曲もT'Z BEATZプロデュース、ビデオの最初についてるCREAM VISIONのオープニングのジングルもT'Z BEATZなんだぜーぃ!!

とぅるるるっとぅっとぅっとぅっとぅんっとぅんっとぅんっ!ってやつ^^

はー!長々と書いてしまった!

長々と最後まで読んでしまったアナタはガチなCREAM TEAMでしょう。

おうちでゆっくりするみなさんにはこの機会にNobody以外のT'Z BEATZとして作ってきたCREAM VISIONも特集しときます!

並べて聞くとT'Z BEATZサウンドがわかってくるかもね。

新しいものからドドっと並べておくのでゆっくり聞いてください^^

じゃねっ!

"Ariana Grande - The Way feat. MAC MILLER (Japanese Version)" Cover By CREAM



CREAM - Just Like You


"Taylor Swift - We Are Never Ever Getting Back Together (Japanese Version)" Cover By CREAM


"Ciara - Body Party (Japanese Version)" Cover By CREAM


"CREAM - Once In A Lifetime"


"CHARA - やさしい気持ち" Cover By CREAM


"CREAM - Goodbye"


"CREAM - Money Money Money"


"Steady & Co. - Only Holy Story" Cover by CREAM


"Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You (Japanese Ver.)" Cover by CREAM


"MONKEY MAJIK - Headlight" Cover By CREAM & Kris Roche


"CREAM - Okay" (Music Video)