主体性保育を始めたころ、 園長から「この本を読んでおいて」と、一冊の本を渡されました。 読み終えて、言いたいことは分かる…。 でも同時に、現場の中でどうやって実現するのか、 イメージがつかないままでした。 

 子どもが好きなときに食べて、 好きな時間に寝て、 寝たくないなら遊ぶ。 それは本当に、今の園の体制でできることなのか。 

 好きなことをする=主体性、 だけではないような気もしています。 解決策が見えないまま始まった主体性保育。 毎日はドタバタで、 掃除や準備、書類に追われて、 休憩もなかなか取れない。 そんな中で、子ども一人ひとりに丁寧に関わる難しさも感じていました。 職員同士でも、 「主体性って、ただ自由にすることじゃないよね」 と話すことが増えていきました。 主体性を進めたい上の思いと、現場の実感。 その間にあるズレに、 モヤモヤを感じながら、過ごしていました。当時のモヤモヤと今の保育の現場でどうなっていったかをこれから私の思いとして綴っていけたらと思ってます。