働きやすさって、なんだろう?
娘、お義父さん、旦那さんと、立て続けに入院しました。
本当に慌ただしい時期でした。
それでも、仕事をしながら家事や子育てもして、入院の付き添いやお見舞い、入退院の手続きまで何とかできたのは、職場の理解があったからだと思っています。
仕事終わりすぐに病院へ行かせてもらったり、急なお休みを相談したり。
振り返ってみると、私は本当に恵まれた職場にいたんだなと思います。
もちろん、職場に迷惑をかけなかったわけではありません。
それでも「大丈夫だよ」と言ってもらえる環境があったから、家族のことも仕事も、どちらも諦めずに済みました。
「恵まれている」と簡単に言ってしまえばそれまでなのですが、こういう職場って、そんなに多くないのかもしれません。
隣の部署では、入院するほどではないものの、私と同じように家庭の事情を抱えている職員がいました。
でも、休むことが難しく、「職場に迷惑をかけるから」と退職する選択をしたそうです。
また、別の人は飲食店を自営で手伝っていて、店主が体調を崩してお店を閉めている間、無給になってしまうことを嘆いていました。
それぞれ事情は違います。
でも、どれも「働く」ということと「生活する」ということは、切り離せないんだなと感じました。
家庭の事情で休みたい。
でも休みにくい。
だったら、辞めるしかない。
そうなってしまうと、職場にとっても貴重な人材を失うことになります。
だったら、休みやすい人員配置にして、休んだ人の分を残った人だけが抱え込まなくてもいい仕組みを作ればいい。
職員同士が「お互いさま」と思える雰囲気があればいい。
そうすれば、離職を防ぐことができて、経験のある人が長く働けることにもつながるんじゃないか
……でも、そんなに簡単なことでもありません。
人を多く雇えば人件費がかかります。
従業員のために休みやすい環境を作りたくても、利益が出なければ会社は続きません。
経営者自身が倒れてしまえば、従業員に給料を払うこともできなくなってしまう。
だから、「従業員のために」と言うだけでは解決できない問題なんですよね。
今回、家族の入院が続いたことで、私は改めて「働きやすさって何だろう?」と考えるようになりました。
働きやすい職場って、ただ休みが多い職場でも、何でも自由にできる職場でもないと思います。
働く人が、仕事以外の生活も大切にしながら、安心して長く働けること。
誰かが困ったときには、お互いに助け合えること。
そして、利用者の安全や安心を守れるだけの人員と余裕があること。
そのために、経営者は利益を出しながら、どうやって働きやすい仕組みを作っていくのか。
従業員は、自分が休むことで誰かに負担をかけてしまうとき、どう支え合うのか。
簡単な答えはないのだと思います。
でも、私は今回、自分が職場に支えてもらった経験があるからこそ、
「休みやすい職場って、ありがたいな」
と強く感じました。
そして同時に、
人が安心して働ける環境をつくることは、働く人を守るだけではなく、結果的に利用者の安全や安心を守ることにもつながるんじゃないかな。
そんなことを考えました。
身体が資本。
無理をして倒れてしまう前に、ちゃんと休んでほしい。
でも、休みたいと言うことさえ申し訳なく感じてしまう職場もある。
だからこそ、
「休んでも大丈夫」と思える職場をどう作るか。
それは、働く人だけの問題ではなく、経営者も一緒に考えていくことなのだと思います。
今回のことをきっかけに、私自身も「働きやすい職場」について、もう少し考えてみたいと思いました。