給食の「食べる・食べない」は子どもの自主性。
朝の会の参加も自由。 これだけでも、「子どもの主体性に全て任せて良いのだろうか」とモヤモヤが溜まっていましたが、次に掲げられたのは
“お昼寝の自由”でした。 「寝たくなければ、寝ないで遊んでいて良い」 この取り組みは以上児クラスだけでしたが、もう職員はクタクタでした。
午睡とは、身体を休めて疲れを癒し、午後からの活動に取り組めるようにする為の大切な時間だと思っています。 また、慌ただしい昨今の子どもたちにとって、心身ともに休息できる大切な時間でもあります。 共働き家庭、ひとり親家庭、忙しい仕事の家庭も多く、家庭でも毎日ドタバタ。 多い子は週6日、朝から延長保育まで保育園で過ごしています。
大人が同じ生活をしていると考えると、ゾッとするくらい疲れる環境の中で、子どもたちは毎日過ごしています。 だからこそ、眠ることだけではなく、身体を休めること、横になるだけでも大切な時間だと思っています。 その午睡の時間まで自由に……。
保育士は午睡中も、連絡ノートの記入、一人ひとりの午睡チェック、安全確認などで目は離せません。 最近では、インスタ投稿の作成、保育日誌、製作準備、クラスミーティング、さらに職員の食事や休憩など、やる事は山ほどあります。 もし寝ない子が自由に遊べるとなると、寝ている子にとって静かな空間ではなくなります。 病み上がりなど、本当は休んだ方が良い子も、“遊んでいる子がいる”と、そちらが魅力的で遊んでしまう事もあります。 午睡担当、遊んでいる子の担当と、さらに職員の手も必要になります。 ただでさえ人手不足の中で、仕事もなかなかはかどりません。 主体性を大切にする事は、もちろん大事だと思います。 でも、子どもたちはまだ幼く、経験も浅い。 だからこそ、大人が導く部分も必要なのではないかと思っています。 好きにさせる方が楽な時もあります。 でも、全てを子ども任せにする事は、大人が責任を放棄した形にならないのだろうか……。 そんなモヤモヤが、今も残っています。