金色の空気 風に交ざって そうと知らせる。 鼻孔から 肌から 記憶から 金色の粒子を感じ取る。 なんて甘美なその香り・・・。 大きく息をすいこんで イメージを確かめる。 わたしは目を閉じ 幾星霜の空をこえる。 懐かしい顔が そこにある。