パルムの樹 [DVD]/平松晶子,豊口めぐみ,阪口大助

¥6,300
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原作・監督 なかむらたかし


『ほんとうに欲しかったものは何だったのか』



※自身が以前別ブログに書いた記事より一部転載


ノベライズがあって、それを読んだ事があったのですね。
あんまり有名な映画じゃないと思うけど、監督が「ファンタジックチルドレン」の人。そっちも観たことないけど絵柄が同じだったから覚えてた。ファンタジックチルドレンの方は地味にコアなファンが多そうなイメージ。

ストーリーは大体覚えてまして、ただ、元々陰鬱な雰囲気のお話が映画版は4割り増しくらい。話の骨はいわゆる「ピノキオ」。
お話はエグくて描写はグロいのだけど、より直接描写がきついのはノベライズ版かなと思った。でも読んだのは9年前で当時私は小学生だったわけで、あんまりあてにはならないかも。
映画はとにかく雰囲気がありまして、終始気味の悪い感じがしました。なんか、不安因子を掻き立てる感じ。
で、ストーリーに対して結構ゆったりめに尺を取ってある映画だから、多分劇場で観たら結構しんどかったかも。間違っても大衆向けじゃないと思うのだけど。監督のコメントで「誰もが楽しめる作品を制作した」とあるらしい(byウィキ様)けど、そんなばかな。

何が気持ち悪いって、主人公のパルムとヒロインのポポが一番感情移入しづらいキャラクターなところですよ。
物語上何が一番グロテスクって、この二人だと思う。
パルムって樹でできたロボットで人形でピノキオなわけです。ブルーフェアリーにじゃないけど、人間になりたい一心で旅をして、旅の最終目的は人間になることなんです。理由は人間のポポとずっと一緒にいたいから。
ただしみてる感じ圧倒的に、目的が理由を上回っていて、目的を果たす為に障害となるならばヒロインを罵倒するし、人だって殺します。純粋で狂気です。
みていて痛々しいし、もっと言っちゃうと気持ち悪いんです。純粋に怖いという気持ちもあります。

監督がアキラの作監か何かをしてる人で、影響は大きいのだろうけど、アキラ的な気持ち悪さを感じた。話が被るとかでは全然ないのだけど。

端々に親子愛の問い的な描写はあるのだけど、1回観ただけじゃそれどころじゃないですね。
もう少しゆっくり噛みしめた方がいいのだろうけど、あんまり噛んでると気持ち悪くなっちゃいそうな映画ですね。

この手のお話って哲学と倫理のどちらによってるかで大分雰囲気変わると思うのですけど、これの場合圧倒的に前者。線引きしづらいっちゃそうなんだけど、あまり倫理観を問うものではないと思う。

なんだかんだ好きな作品なんですけどね。
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 [DVD]/田中敦子,大塚明夫,山寺宏一

¥5,040
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監督 押井守
制作 Production I.G


『とりあえずサイバーパンクの必修だから観ればいいと思うよ』


近所のツタヤ様が絶賛旧作80円中なので、これを期にテレビシリーズを一気見しようとしてる企画の前夜祭的な感じ。
前に1回『GHOST IN THE SHELL』自体は観てるんで2.0にしてみました。
内容はうろ覚え。前に観たの『マトリックス』が公開されてた頃だもの。多分小学生か中学生の頃だもの。
でも、もともと哲学するか映像とか設定に燃えるかどっちかみたいな映画なんでモウマンタイです。

という訳で、2.0なんですけど、とりあえず冒頭シーンが3Dでしたね。少佐も含めて。
別に2Dのままで良かったんじゃない?って観た8割くらいの人は思ったと思う。そんな感じ。
DVDだしテレビもしょっぱいブラウン管なんで、画質はどうこう言えません。よくわからんです。

でも、一番印象が変わったのは人形遣いのキャストが変わったとこね。
観てて最初違和感があって、何かと思えばおっさんから女の人になってました。個人的にはこっちの方がしっくりくるし、なんとなく話に説得力が出た気がして(「まるで合わせ鏡のよう」発言とか)良いと思うのですがどうでしょ。
性別なんか関係ないよ的な意味でおっさんだったんだろうけど、やっぱりビジュアル云々もあるけど、子孫の話とかそういう話ってどっちかっていうと女性的だとも思うんだよね。いや、子孫云々は性別に関係なく本能に近い話ではあるのだけど、言葉で語るのは女かなって気がする。特に21世紀の傾向として。

それで、2.0に関する感想はこんなもんで、個人的にはどっちも観ればいいんじゃないって感じです。
一長一短。

作品自体の感想なんだけど、これはあんまりあんまり。語りたいこともないかな。
当時マトリックスに大ハマリしたのがきっかけで観たわけですから、素材はとても好みな訳で、雰囲気も良いと思うんだけど、これを観て哲学したい気分にはならないかな。個人的に。
というか押井てんてーのアニメ映画って他は『イノセンス』も『スカイクロラ』も観たけど、雰囲気は好きだけど哲学の趣味は合わないと思うんだよね。個の認識とか、確かに気になる所ではあるんだけど。
なんていうか、描き方がフワフワしている上に、雰囲気とか映像にそこそこ満足出来ちゃうからそんな考えなくてもさらっと観れちゃうというか。そいういう意味じゃスカイクロラは極まってた気がする。哲学は原作読んですればいいと思った。いつか読みたいとは思ってる。

単純にマトリックスを筆頭としたサイバーパンク系にこれだけ影響を与えたのは凄いと思う。日本人であるのが誇らしいですの良い例。

で、テレビシリーズ『S.A.C』もちょろっとずつ観てるんだけど、こっちはどちらかというと社会問題にスポットを当てた感じで、かなり雰囲気違いますね。好みは劇場シリーズの方。
でもこれはこれで面白いんで最後まで観るつもり。1巻に2話しか入っていない高級DVDです。1巻だけかと思ってたら全巻そうみたいだ。『サムライチャンプルー』以来。

と言うわけで、特に思い入れが強い訳でもないのですが、必修文化なのでとりあえず観ておくべき一本。オリジナルでも2.0でもどちらでも。
今更ですが。
当ブログは砂尾による徒然レビューログです。
似たような名前のノースボーダーランドの分館です。こっちは日記専用。
もともと1つでやってたんですけど、なんとなくめりはり付けていこうかなと思い始めました。
あ、あとピグも。これはピグ作ったところで大分満足しましたが。

基本的に何でも思いついたことから書いていこうかなと思ってます。
多分映画が多めです。
ゾンビとかウィルスは好きですが、スプラッタはガチ過ぎるとしんどいんでほどほどにしています。
好きなジャンルは何と聞かれればSFですが、別にあんまり関係なく雑食です。
「趣味は映画鑑賞です」などと大それたことも言えませんが、なんとなくで済む範囲で楽しんでます。

本はたまに読みます。
活字なら基本的に何でも。
いつも読む訳じゃないし。

漫画は最近はあんまり読みません。
アニメもお引っ越ししてからは2年くらいすっかりご無沙汰です。
ゲームは、今でもたまーにやるけど、かなりタイトルを狙い澄ましてやります。

音楽はかなり偏りつつも適当に楽しんでます。
相対性理論とか、YMCKとか、スガシカオとかはここんとこのレギュラーですね。
ペルソナ3,4のサントラはBGMの鉄板です。
でも名前が全然出てこなくても再生回数上位常連みたいな人達も結構居ます。
あんまりこだわりません。

何事にもあんまりこだわりません、が、お洒落じゃないのはちょっと嫌ですね。

では、よろしくお願いします。