合格体験記2023・その4 多摩美術大学グラフィックデザイン学科 推薦入試合格 | 渋谷美術学院、代表のひとりごと

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科 推薦入試合格 

 

M・H

東京都 駒澤大学高等学校 現役

 

 

 

入試再現作品

 

 

 

 

高校3年生になり、私は進路に迷っていました。

 

自分は正直、エスカレーターで付属の大学に行こうと思っていましたが、

お母さんに、「美大に行ってみない?」と提案され、美大を目指すようになりました。

 

4月、渋谷美術学院に初めて行く日。

不安でいっぱいでした。

メールでは、デッサン実力確認試験と書いてあり、

いきなり試験?何も分からない、と不安でした。

講師の方が、水張りを教えて下さり、周りの皆の、

鉛筆の持ち方や鉛筆の走らせ方を真似しながら何とか完成させました。

 

1点1点、作品に点数がつくのですが、

最初は上段の作品のどこが良いのか分かりませんでした。

ただ自分のよりも上手だ、程度でした。

先生方の講評は、最初は知らない単語が沢山出てきて、

メモして意味を調べて、を繰り返していました。

初めてのデッサンは50点。

初めてということもあったのでしょうか、

山本先生は天才ですねと仰ってくださいました。笑

ここで調子に乗ってはいけない!と心に決めて、

次も50点以上を取るぞと気合を入れました。

 

 

夏期講習では、渋美卒業生の方々のデモスト見学がありました。

デモストがなければ、ここまで成長することは出来なかったと思います。

5時間みっちり、黙って見学するという新鮮な体験でした。

デッサンでは使ってる鉛筆の硬さ、時間配分、描き込みの様子を、

デザインでは筆の使い方、時間配分、水の量などをリアルタイムで学ぶことができ、

とても為になりました。

デモスト後の課題では、前に比べて点数が良くなっていき、

デッサンもデザインも楽しいと思えるようになりました。

1日中作品作りをする日々は、渋美でしか体験できないことなのかなと感じました。

 

夏期講習後半では、ひとつの「表現」に限定して

デザインをするという課題がありました。

線描、グラデーション、点描、何か一つは

極めておくといいと山本先生はおっしゃいました。

初めてグラデーションの表現を使いましたが、

とても楽しくデザインすることができました。

自分の武器になる表現も見つけることができました。

 

最初は上段の何がいいのか分からなかった私は

夏期講習を経て、並び替えの時に予想ができるようになり、

僅かな点数の差もその理由も納得出来るようになりました。

毎回の講評で言われたことを意識して、

次の課題に反映させることが楽しく感じられるようになりました。

周りについて行くのが、ついてすら行けてなかった私が、

いつからかこの人には負けたくない!

今日は絶対に3位以内に入る!と

強い気持ちを持って取り組めるようになりました。

周りの子にアドバイスを貰ってばかりだった私が、

アドバイスを出来るようにもなりました。

 

推薦入試直前、編み出した自分だけの線描と点描の表現を極め、

どんな課題にも対応できるようにしました。

本番が近づくにつれ、皆のやる気も上がっていき、

自分も負けてられないと、今まで以上に気合を入れて取り組むことができました。

 

前日、皆でパッキングしているときに、

先生が旅行気分な感じで気楽に行きなとおっしゃいました。

確かに、みんなトランクを引きずっていて修学旅行な感じがして、

緊張しいの私ですがそこまで緊張せずに挑めました。

 

デッサン、クリエイティビティテスト当日。

クリエイティビティテストは、山本先生が提案してくださったデザインを再現しました。

山本先生、本当にありがとうございます。

デッサンは、いつも終了ギリギリなので

絶対時間内に終わらせるぞ!と心に決めて、いざ課題文を見ると、

 

「両手」をモチーフに、緊張感を表現しなさい。

 

???

 

でいっぱいになりました。

両手自体をモチーフになんて描いたことがありません。

でも、アイデア出しの段階で止まってはいけないと、

とにかく描き込みを沢山するんだと、

今までにないくらいの猛スピードで描き進めました。

体育館で200人以上が一斉に描くというのも新鮮でした。

描いてる途中もちらっと周りを見渡して、

上手いなと思った人の描き方を少し真似してみたりしました。

 

2日目はデザイン。

デザインもいつもアイデア出しにすごい時間をかけてしまうので、

ササッと決めようと意識しました。 

準備した色と表現を使って、楽しく表現できたと思います。

 

合格発表の日、私は学校があったので、

昼休みに結局クラスメイトに囲まれながら見ました。

そこには、

 

合格

 

の文字が。

信じられなくて何回も受験番号を入れ直しました。

クラスメイト皆が抱きしめてくれて、

お母さんにも担任の先生にもすぐ電話をしました。

 

渋美に行くと、講師の先生と山本先生がすごく驚いた顔で私を見ました。笑

私が1番驚いています。

この短期間で合格に導いて下さった山本先生、

講師の先生方、そして両親に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

これから、大学でたくさんのことを経験すると思いますが、

渋美で経験したことがきっと乗り越える助けになると思っています。

渋美で学ぶことが出来て、仲間に出会うことが出来てよかったです。

山本先生、講師の先生方、お父さん、お母さん、本当にありがとうございました!