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日本は遅れているのでしょうか?

中国のデパート(自転車売り場)
 上海にあるデパートの自転車売り場
 写真に写っているのは全て電動バイクです


最近の中国では、都市部はもとより多くの地方で電動バイクが
庶民の足として活躍しています。

一方、日本では、国内で設計され。市販されている電動バイクは・・・
今のところ 「無い」 といっても過言ではない状況です。
国産、自社設計をうたっていても、良く探すと中国で既に売られているバイクを部分的に変更したものがほとんどです。 (例外については後述します)

それじゃあ、中国で売っている電動バイクを仕入れて日本で売ればいいんじゃないの? と、筆者も思い、実際その仕事に取り組んではいますが、
日本で普及するためには、いくつかのハードルがあるようです。

日本のお客様から指摘され、誰の目にも明らかな問題として
・ 品質のバラツキ
・ アフターケアの不安
・ 出力不足 (ガソリン車社会についていけない)
最低でもこの3つがあります。

こう、問題点ばかり並べますと、
「では、なぜ、中国では大量の電動バイクが走っているのか?」 不思議になります。

実は中国では、
品質のバラツキ を各バイク店が アフターケア でカバーし、
出力不足については、周囲の車や、電動バイクの運転手同士が、アウンの呼吸でおぎなうという、
車社会の暗黙のルールで解消(?)しているようです。
(流れの激しい道路でも、バイクが車線を
ゆっくり変更すると、
 周囲の車は器用によけていきます)

 お互いの暗黙のルールがあるようです

さて、振り返って、日本。
電動バイクの出力不足を周囲の理解で補い、
品質のバラツキをバイク屋さんのアフターケアで解消する

などということが可能かというと、

ギャップ1
まず出力について、 たとえば
50ccバイクは普通、7.2馬力。 換算しますと
5370W 一方、
法律上、50cc同等とされる電動バイクは    600
W (以下)

周囲の交通が理解を示そうにも、ちょっと遅すぎるかもしれません。
日本はガソリン車、ディーゼル車、LPG車社会ですので・・・

ギャップ2
また、アフターケアーについても、バイク屋さんが
お客様に十分な費用を請求できるなら、まだしも
普通、日本車は大変よくできていて、日常点検でかかるお金はほんのわずかです。
中国車をメンテする場合、品質のバラツキでメンテコストが上がるかもしれません。

【ギャップ3】
中国から取り寄せるしかない部品が破損したり、損耗したとき、日本に在庫がないと最短でも1週間は(普通はもっと)かかります。

しかし、これらの、諸問題を一つ一つ、解消し、全ての日常に、電動バイクのある風景を お届けすべく、
お客様と、挑戦者たちの生の声を掲載してまいります。

いつか、一家の足として

家族を支える日が来ると信じて


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