ショーを見せる人の人生の話。
ミュージカルのシーンは良かった。
良かったけど、でもなんだろうこのもやっとするものは。
マーシャとダーシャのような人たちのいるサーカス団、ってことか。
ちなみに、マーサとダーシャはだいぶ前に読んだ本で知りました。
タイトルは『マーシャとダーシャ: 世界でいちばん孤独な姉妹』。
シャム双生児の姉妹で、ひとつの体を2人で共有している女性が表紙に載っています。
この映画に出てくる主人公には、とても素敵で愛と理解にあふれたパートナーがいて、
あどけない娘2人もいる。
アメリカらしい家族愛素敵最高、な感じ。
私がなにかの番組で見たのは、確か、ウクライナだったかな? どこかの国の障がい者施設。
人がいなくなり、必要最低限の支援もできない。ちょっと廃墟になりかけ。
あの、誰もいなくなった施設はいまどうなってるんだろう。
奇形の体、低身長、多毛症、外見でわかるマイノリティーの人たちが
他人と違うところをあえて逆手にとってビジネスにして、生きて行こうって話、でいいのかな。
映画では、力強く歌い、踊る人々。
劇場が火事でなくなってしまっても、テントを張り、また一からやりなおしていった主人公とサーカス団員たち。
実際、生まれつき何かがほかと違う人は、この映画を最後まで見たあと、どう思うんでしょう? あんなに力強く、前向きに明るくなれるものなんでしょうか。