2月の下旬、
祖母が腰を痛めて、自分一人で立ち上がれなくなり、
私が立ち上がるのを支えて立たせる、ということがありました。
そういう変化があったことで、
朝、機嫌が悪い叔母がキレて大声を出したり、
母がイライラして怒鳴るような言い方で声を出したり。
それに対して、そういう風に怒鳴るのやめて、と言って、親子ゲンカになったり。
それを聞いて、祖母が、
自分のせいでこうなって申し訳ない、
痛いって言わなければいいなんて言いだして。
こんな人ではないのに、すごく弱気なことを言うようになっていました。
「どんな人だって、いつかは衰えるんだから、そんなに気にしないで」
とか、
「私いつか補聴器買ってあげるから。でもいまお金ないから、ちょっと待ってて。あと何年かかるかわからないけど。笑」
とか言って、
なんとか自分なりに励ましたりしてます。
私、こういうことになるだろうなって、前から予想してました。
何年か前、ヘルパー2級(現 介護初任者研修)の資格を取るために勉強していたとき。
先生が、訪問介護をしていた家で、仕事が終わって帰ったあと、もう一度その家に戻ってみたら、家族の方が、介護を受けている人を怒鳴っていたのを見たという話をしていて、
それって、うちでもありそうな話だな、と思いました。
現在、その予想は現実のものになっています。
幸い、祖母は耳が遠いけど、大声で話せばちゃんと会話ができるし、コミュニケーションがとれてます。
会話ができるっていうのは、まだマシなほうです。
(テレビで見たけど、認知症で重度になると、顔に表情がなく、無表情になっていたり、話しかけても会話が成立しなかったりします)
人間、いつかは死にます。
もしかしたら、そう遠くない未来に祖母が、なんて考えたくないけど、
私にできることってそんなにないけど、
人生のフィナーレを迎えるとき、少しでも祖母が幸せでいてくれたらいいな、とは思います。
あと、私はヘルニアがあるので、腰痛は気をつけないと。
でも、祖母に立ち上がるとき、支える人が必要になっている状況で、
母の体調が悪くなりました。
ちょっと、大丈夫? まさかと思うけど、このまま衰弱して……、なんてことにならないよね?
なんて、ちょっとだけだけど、思ったこともありました。
ただ、母は今、回復しています。
食事の量が増えたし。
いや、ほんと良かった。
家族に、誰か一人でも付き添いが必要になると、こんなに大変なものなのか。
家の中の空気が、一時期、すごいトゲトゲしていました。
みんな、すごく感情的になりやすくなっていて。
2人とも、早く元気になってほしいです。