服の着やせ効果を無効化する、特殊な呪いにかかっている。
呪いを解く方法:やせろ。
・祖母に付き添い、二人でタクシーに乗って病院に。
声が小さい私。
さらに、マスクをつけてるので、耳が遠い祖母に聞こえていないことにだいぶ経ってから気づく。
ヘルパーの資格持ってるのに、基本中の基本、声は大きく、ゆっくりと話す、ができてない。
資格とったの何年も前だもんな……、とだいぶ忘れてることに気づく。
気になったのは、祖母が自分の住所を書こうとして、すぐに書けなかったこと。
自分で思いだしたほうが脳にいいので、
「頑張って、思いだして。おばあちゃんなら思いだせるよ」
と言って、ちゃんと書けたので、
「正解!」
と言って明るくしようとした。
もう一度住所と電話番号を書いたとき、また、すぐに住所をかけなくて、電話番号をちょっと間違えて、そのあと正しく書けた。
自分でできることは自分でさせる、ヘルパーの授業で習ったので、お医者さんとのやりとりや、お金の支払いは祖母に自分でしてもらった。
いろいろあったけど、普通に会話できるし、いま元気そうなのでほっとしてる。