ドレス、舞踏会、お城を見ると、女の子的に胸がときめく。恥ずかしい話だけど、そこは子どもの頃からあまり変わってない。
ディズニーの映画に出てくる悪役って、わかりにくい人が多いですね。
少し前の『アナと雪の女王』で、王位欲しさに他国から来た王子は、妹に気があるようなふりをし続けて、最後に正体がばれて国外追放になっていたっけ。
『美女と野獣』の悪役は、ガストン。
ベルのお父さんを野獣のいるお城に案内させておいて、木に縛りつけた。森の中は季節と関係なく、雪が降っていたり、オオカミの群れがいるのに。
戻ってきたベルのお父さんに糾弾されても、動じることなく、森の中で頭おかしくなったってことにして、周囲を見方につけ、さらに親友のラ・フウに嘘をつかせる。親友って言ってるけど、自分に都合がいいように利用してるようにしか見えない。
自分は野獣を倒して、いかにも正義でやってます風に見せて、ベルと結婚を、と欲望をひた隠して動いていたけど。まあ、悪いことはできないよね。
ラ・フウ、これ、かなりわかりやすく表現されていたけど、ガストンのことが好きなんでしょうね。
ディズニーで同性愛の描写って初めて見たような。
最後の、召使たちが動けなくなって、ベルがキスして魔法が解けたあと、人間の姿に戻っていくシーンがすごい素敵だった。
闇に包まれていたお城が、太陽の光に照らされて本来の姿を取り戻していくところも。
エマ・ワトソンさんのドレス姿。美しかったなぁ。
最初に、野獣と出会うシーンでベルが着ているのが濃いめの青いドレスで、魔法が解けたあとに盛大に舞踏会で踊っているシーンで、ベルは白いドレス来てるんだけど、王子が明るい水色の青い服を着てる。
これ、つながりがあるって判断するのは深読み?
人は中身で判断しましょう、というのがこの物語のテーマなんでしょうけど。
ガストンみたいに、口のうまい、周囲の人を自分の味方にするのが上手な人のほうがたぶんモテるんだろうなー、とちょっと自分でも冷める感想が。