・政治家の人がまた失言しましたね。
自民党の、桜田義孝さんという方です。
「子ども最低3人産んで」=自民・桜田氏が発言(時事ドットコムニュース)
「子ども最低3人産んで」桜田前五輪相の発言に批判 ネットの声は「まず子育てできる環境と経済状況を」「今の日本は運でも育てにくい(ねとらぼ)
だいたい、こういう誰かがなにか言って、波紋が広がった、みたいなニュースは他人事として聞いてるだけなんですけど、今回は、自分が当てはまるんですよね。
けっこう嫌ぁな気持ちになるものなんですね、こういうときって。
私にも言う権利、あるよね。反論してもいいよね?
・まず、この方は、自分の発言がニュースになったあと、「誰かを傷つけたりする意図はなかった」とコメントを発表したそうですが。
すでに傷ついた、いや、不快に思った人がここに一人います。そこがもう、ズレてます。
なんで政治家になった人は、「これ言ったら、誰かが傷つくかもしれないな」って考えてから、発言しないんでしょう?
あと、自分で顔を出して(取材を受けるとか)、発言を撤回したりしてないんですよね? そこに、この方がどういう人なのかが全部出ている気がします。(それによって)受ける印象が良くない。
・こういうのは、長く考えるのも面倒。ストレス。
で、一問一答にしてみました。
――なんで子供がいないんですか?
「結婚してないからです」
――じゃあ、なんで結婚しないんですか?
「結婚してくださいって言ってくる人がいないし、したいなって思う人もいないからです」
――なんでですか?
「……。はい?」
「”なんでですか?” ですか? モテないからですよ?」
いま、子どもが欲しいと思ってる人が、なにも気がねせず、悩んだりしないで、安心して産んで育てられる環境をつくるとか。
独身の私のような人でも、子どもをあずかってあげられるような、例えば、児童館みたいなところで、ちょっとだけ報酬が発生する形で、なにかお手伝いできるようなシステムをつくるとか。
みんながみんな、対等で、平等な世の中なんてありえないし。
「多様性を認める」って、よく聞く、素敵な言葉ですけど。
まず、どんな人が世の中にいて、どんなことを考えているのか、知ろうとしないと、勉強しないとわからないものですよ?
独身だって、それなりに幸せな毎日があるんですよー。
私の場合、周囲にいてくれる人たちが良い人だから。ありがたいことです。
いつだったか、「生産性が……」という発言があったときのことを思いだします。
お金を○円稼ぐとか、子どもを産むとか、それは国を維持することに必要なことなんでしょう。
でも、個人の願望とか、理想とか、欲だって大事ですよ。
どんな人間にとっても、生きづらくない、「まあ、それもいいじゃない」と思う人がいるような世の中になってほしいです。