・おばあちゃん……、聞き間違いがひどい。
叔母「水色のフィッシュテールのスカートがあるじゃない」
私「(隣にいる祖母に、小声で)水色のフィッシュテールのスカートなんて知らないんですけど」
祖母「水色のスーツケース?」
私「水色のフィッシュテールのスカート!」
祖母「水色のティッシュケース?」
私「違う!」
フィッシュテールとティッシュケース、イントネーションほぼ同じだけど。
ちなみに、水色のフィッシュテールのスカートなんて知りません。
謎。
私「フィッシュテールっていうのは、前と後ろで丈の長さが違うんだよ。
フィッシュテールっていうのは、魚の尾びれって意味で」
祖母「前と後ろの丈が違うの? だったらこれに入ってるんじゃないの?」
思わぬ人からヒントが、と思いきや、見ると、グレーのまったく違うスカートが出てきた。
私「……。違う、水色じゃないし」
おばあちゃんは何回も聞き間違えるし、さっき言ったことすぐに忘れちゃうし、
そういうのに慣れてきたんでしょうね。この程度のことでイライラしなくなってきたなぁ。
・新聞のテレビ欄にあった、「水曜日のダウンタウン」。
「”いい意味で”をつければどんな悪口でも怒られない説」を読んだ叔母が
叔母「いい意味で、をつけたら悪口でも怒られないって」
私「限界があるでしょ。
いい意味でブスって」
叔母「ははははははははっ!」
私「ほらぁー。そもそもなんなのよ? いい意味でブスって」
叔母「愛嬌があるってことじゃない?」
私「いい意味でデブとか。言われたくないよ。
そのあとに続く言葉が大事だよなー」
私がこの2つを言われたら、オブラートに包んだ悪口という名の石を投げつけてきた、と判断します。