カウボーイビバップ #6 #7 | 想像と好奇心でできている

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野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

やっと「カウボーイビバップ」録画したの見る時間できた……。

 

#6「悪魔を憐れむ歌」

 

手術台に横たわるスパイク。顔がアップになり、そこで眼が覚めた。悪夢。

このシーンは今回の話と関係ない。

 

月ゲートの爆発事故で何かを浴びてしまったことが原因で、歳をとらない体になってしまった、見た目は小学4年生くらいの少年、ウェンがスパイクの敵。

 

1対1、対峙する二人。西部劇映画の、ガンマンの一騎打ちのような構図。

先に撃ったのはウェン。まったくよけようとしないスパイク。

 

そして、スパイクは一発の特殊な弾丸(フェイがくれた、弾丸の先にピンク色の石がついてる弾丸)の入ったピストルを向け、弾丸はウェンの額に命中。

 

一瞬、撃たれたのに平気な顔をしたけど、額の傷から光が出てくると、急に苦しみだして体があっという間に老化し始め、しわだらけのホラーな姿に。

「これでやっと死ねるのか。やっと楽になってきた」とスパイクに言って、息絶えた。

ウェンを見下ろしていたスパイク、「わかるかよ」と一言。

 

スパイク、ウェンの持っていたブルースハープを投げ、ピストルの形にした手の指先を向け、「バァン」。

 

今回使われていた音楽は、ウェンが吹いていたブルースハープ。哀愁を感じる音色。

 

見た目は子どもなのに、実は死なないままずっと生きてる男の子。「人魚の森」(高橋留美子先生の漫画)を思いだした。

どちらも共通してるのは、人間らしさを失い、人間的な心をなくしてしまってるところ。

不老不死は、昔からいろんな作品に出てくる設定。

 

でも、不老不死になった人は、たいてい悪い人なんだよなぁ。

 

 

#7「ヘヴェイ・メタル・クイーン」

 

龍の入れ墨がある、デッカーという男。ターゲットの情報はそれだけ。

スパイクとフェイが別行動で待ち伏せ。フェイがいたファミレス? のようなお店にそれらしき男が。

チョコレートパフェ食べてるフェイ。

 

「はぁーい♡」といきなりグラドルみたいなポーズで話しかけると、「なんだてめえ、やられてぇのか」とにらみつける怖そうな男に、「どっちかっていうと、やりたいほうだな……」と、いすに乗って近寄っていくフェイ。胸もとがセクシー。

あっという間に男のあごに銃口をつきつける。「悪いけど、これが仕事なの」。

 

一方、スパイクは二日酔い。バーの店内にいて、機嫌悪そうな顔。

メキシコの帽子、ソンブレロをかぶっている男性3人の一人にからまれている、金髪でミントグリーンのニスカウェイトレスの女の子を、恰幅の良い女性がパンチ一発でやめさせた。

卵を割ってグラスに入れようとしていたスパイクに、店内で暴れていた男がぶつかってきて、卵はズボンの上に落下。イラッとしたスパイク。

 

「食い物の恨み」で、女性に加勢したことがきっかけで、ヘビメタの好きな金髪ショートのおばさん、VT(ブイティー)と知り合う。

VTの知り合いらしきおじさんたちが話しかけてきて、本名を当てたらお金をあげるというゲームを始める。大金の束を出すVT。名前ははずれ。それを後ろから見ているスパイク。

 

一瞬、移動している細長い宇宙船(トラックと呼ばれていた)が映り、よく見ると龍のイラストが。

 

その後、スパイク、フェイ、VTでデッカーを追いかける。VTはトラッカー仲間に無線で情報を呼びかけ。(VTは「ヘヴィーメタルクイーン」と名乗り、ほかにも自分たちでハンドルネームみたいな名前を名乗ってた)

デッカーをライナス炭鉱で追いつめるVT。周囲は岩だらけ。

 

スパイク、デッカーの積み荷は星がひとつなくなるほどの大量の爆弾で、ライナス炭鉱は危険だとVTに伝えるが、電波状態が悪いのか雑音がさえぎって、途切れてしまう。

このあと、スパイクとフェイが修理した機体で到着したものの、事故で亡くなっていたデッカー。グロい顔が。

それを見たフェイ、気持ち悪がったりすることもなく「私の1200万……」と残念そうな顔。

一方、VTはというと。ゼロスもいる。生きてた。

 

VTといつもいっしょにいる白黒のハチワレ猫、ゼロス。

スパイクの頭の上に乗ったり、VTが話しかけると「ニャーン」と返事したり、かわいい。

 

最後、VTのクロスのついた懐中時計の中にあった何かを見たスパイクが、本名を言い当てるシーンで。

そこには写真が入っていて、「ヴィクトリア・テレプシコレ」と書かれていた。

写真はセピア色に染まり、よく見るとあのバーのカウンター席の前で、若い頃のVT(ゼブラ柄のジャケット着て、旦那様と同じように頭にサングラスを乗せてる。おそろい?)、

隣に亡くなった旦那様、そして猫が旦那様の頭の上に乗っかってる。

 

この猫は人の頭に乗っかるのが好きだったんだなぁ、昔から。一人と一匹の長い付き合いを感じさせる写真。

 

「(旦那は)天国に出稼ぎに行ってる」とVT。本名を当てたスパイクに札束を差し出すと、そこから一枚だけ抜き取る。

 

「残りは旦那に。二日酔いで困ってるだろ。プレイリー・オイスターをおごるよ」

 

前半で、スパイクがしていた飲み方をしていたのは、旦那とスパイクだとVTが言った、あれの続きね。

全額もらわずに粋なことを言ったスパイク(ちょっとかっこつけてる?)。

 

これがフェイだったら、全額もらうんだろうね。