第26話 憂国への帰還 ENDLESS∞GIG
最後まで、素子さんは冷静な表情だったけど、バトーは「素子ー!」。
素子さんは、表情に出さないけど、心の中は感情が動いてる。
一方、バトーは表情も感情も表に出すタイプ。
タチコマが、
「みんなみんな 生きているんだ 友達なんだ」
と『僕らはみんな生きている』を歌いながら、犠牲になっていくシーンは切ない。
ゴーストがあったんだね、ってプロトに言われたけど、タチコマって使っているうちにいつかゴーストが生まれるものなのかもな。
またしてもあのうさんくさい顔の二人が。
合田一人(ゴウダカズント)も、顔に大きな傷と歪みがあって、それが心も表しているような顔。
攻殻機動隊は、登場人物の表情にささいな変化があって、それが「いまなにか思ったんだな」ってセリフなしで伝わってくるのがすごい。
クゼ、何者かにマイクロマシンを撃たれて倒れている。
手の近くには、白い折り鶴が。
素子のことを思いだした? けど、絶命していく。
新しいタチコマは、薄いグリーン。声が、いかにも機械の声って感じの、無感情な音声になってる。
攻殻機動隊のメンバーでお花見してる。
と思ったら、仕事の要請があって、ゆったりした空気はすぐに消えた。
全員タチコマに乗ってどこかに向かって道路を走っていく。
2ndは、素子さんの過去と、素子さんの女性の部分がちょっとだけ見られた。
タチコマ、ゴーストが生まれるようになるには時間がかかるんでしょうね。
タチコマ同士でしゃべってるのがおもしろかったので、最後に出てきた無感情な音声のタチコマより、「個性」があるタチコマのほうが好き。
全体的には、残酷な描写にモザイクかかってなかったのは意外だった。
短い時間だったから?
最近は規制が厳しくなってるから、いちいち隠すようになってるけど。
機械に心はあるのか。
人は、機械に心をつくることはできるのか?
SFっぽい問いかけ。