昭和元禄落語心中(終) | 想像と好奇心でできている

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野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

『昭和元禄落語心中』、最終回。


お葬式が終わったあとのあのシーンは泣きそうになった。

涙腺刺激され続けて。


話は現代に。

すっかり白髪になった菊比古は、八雲の名を継ぐ。


小夏は母親になった。

けど、父親は誰か言わない。未婚で出産したようで。お母さんと同じように。


エンディングの最後の、客席に座ってる人が変わってた。

小夏が赤ちゃんを抱いてる。


いいなぁ。素敵。粋な計らいですね。



落語はまったく知らなかったけど、噺家さんが落語を演るシーンが長くて、こういう話なんだってわかったのは良かった。


主人公の菊比古の人生を縦軸に、落語だけじゃなく、寄席とか、着物とか、時代の空気感まで、細かいところまでていねいに描かれていて。


こんなにじっくり見入るほどハマったアニメは久しぶりだなー。最初から最後まで心つかまれてた。


前にも書いたけど、私はみよ吉さんが好き。

タイトル通りの、悲しい最期でしたが。

『嫌われ松子の一生』の松子みたいに、他人が見ればかわいそうだなって思うんだけど、当の本人にとってはいい人生だったのかな。幸せだったかどうかは置いといて。


そして第二期制作決定。

嬉しい。楽しみに待ってます。