脚本 冨田雄大
演出 白坂英晃(はらぺこペンギン!)
出演
ひので サンシャイン 村潤之介(てのりタイガー)
やさしいズ パイソンズ スクールゾーン
三代目姐 西田沙織(ペインビーツ)
あらすじ
青い年の男の子には、赤い血が飛び散る
薔薇色の恋愛も野良色の嫉妬も
過去も未来も全て透明になった
それが僕たちの色
時代劇観たいなぁと思ってたのでこういうの待ってました。
白虎隊についてよく知らなかっけど、映像での説明があってわかりやすかった。
1月2日だしそんなにお客さんいないかと思いきや、けっこう入ってた。
坂田さんと池田さん演じる虎と竜の友情。
たいさん演じる西郷隆盛、前半「ごわす」だけだったのに、後半はブラックで冷酷な人に。
おばたさんの殺陣。
手嶌葵さんの歌う「雪の降るまちを」。
が印象に残った。
笑える部分とシリアスな部分の色分けがはっきりしてたな。
おぼえてるものを書くと。
たぬきを探してた少年たちに、
「♪野生のたぬきだよー、僕は野生のたぬきだよー、飼ってるたぬきはいなーいよっ、野生のたぬきだよー」
静まり返る舞台。
一人耐えきれず笑っちゃったパイソンズ笠原さん。
「いまどんな気持ち?」
冷静に池田さんに言われたおばたさん。笑
旅先の京都で浪人にからまれていた竜を助けてくれた虎。
ついていってやるよ、と言う虎に、強がって「お願いしますついてこーい!」
二人、義兄弟になる。
竜に字を教えてもらう虎。
「正しい」を教えてもらうと、「鬱」「薔薇」さらに「凸凹」が書けた。
竜「でこぼこ知ってるの?!」
虎「これでこぼこって読むんだ」
竜「そんな不思議な漢字なんで知ってんの?」
しかし、薩摩藩が長州藩と同盟を組んだため、薩摩藩の虎と会津藩の竜は敵同士になってしまう。
伏線になってるのは、
龍が虎がにわたした手紙の内容と、
虎を撃ったのは誰か。
あと、鹿児島から来た山田くんの彼女が出てこなかったので、後編で出てくるのかな、と。
佐伯さん、ポスターで着物着てたからてっきり白虎隊の一員なのかと思ってたら、現代の人。
2021年。siriは人工知能がすごい発達してて、人並みに話せるようになってる。
現代の山田くんが、先祖の日記を見つけて、siriを使って読み始めたところから過去に、という導入。
衣装が、白虎隊の少年たちは白い着物から白虎隊の黒になって、ほかの人も紺一色とか黒一色で。
たいさん演じる西郷隆盛の衣装、黒と白の羽根ファーで、背中に赤い龍がいて、紐が黄緑とオレンジ色で、色が鮮やかで目立ってた。
終演後のゲストはPOISON GIRL BANDの吉田さん。
そういえば、イシバシハザマが主演だった『あのロックスターはギターが弾けなかった…』の脚本書いた人だなぁ、なんて思いだす。
おばたさんのたぬきあのシーンは、「正解が見つからない」。
あと、たいさんが自分の衣装について、妖怪の鵺(ぬえ)みたい、と。
神保町花月のツイッターで見たけど、坂本龍馬の役かなって衣装の人がいた。
後編は薩摩藩側から描くそうだ。楽しみ。
話しは変わって。
オープニングで使われた曲、歌詞がこの話の雰囲気に合っててかっこよくて、
でも知らない曲だったので、もしかしたらわかるかなとツイッターで「白虎隊」で検索したところ、
観に行った方があらすじ、登場人物、相関図、劇中歌など、とてもわかりやすく書かれていました。
LACCO TOWERの『非幸福論』だとわかりました。
ありがとうございました。
この曲、歌詞がストーリーに合ってる。絶妙な選曲です。