去年見たテレビの感想ですが。
・テレ朝の「トーキングブルース」。
古館伊知郎さんが、たった一人で舞台でしゃべり続けるライブ。
この番組、芸人さん視聴率が高かったようで。(ツイッターで見ただけでも、パンサー向井さん、イシバシハザマ硲さんがこの番組を見たとツイートしていた)
久しぶりにやることになったけど、1日に使う時間ないんだよ、アナウンサーって忙しいんだよ、とぼやきのような愚痴のようなことから始まって。
最近の、なんでもかんでも言葉を略す、例えば「あけおめ」とか、「ことよろ」とか。
いつの間にか生まれた言葉、「女子力」など。
省略する。
これ、わかるなー。
言葉に限らず、なにか行動するときにその時間を短くしようとしてしまう。
でもその分、手間暇がかからなくなったので、正しく伝わってるかどうか怪しい。
どうも頭悪くなったような、雑になったような気がしてならないときもある。
省略ウイルス、とでも言いましょうか。
自分もなにか調べるときは、パソコンとかテレビ録画した番組ばっかりだもんな。
一応、スクラップブックあるんだけど、そういやあれ、最近ひらいてないや。あー私も侵されてるな。
・Eテレ「バリバラ」。
特別版のドラマ「悪夢」と、出演者や監督さんが出た、通常版の「バリバラ」。
主人公は、統合失調症に悩まされている。
出演者は、皆さんなにかしらの障害やハンデのある方がほとんど。
普通に働いて、普通に生活したいのに、幻覚、幻聴、妄想の症状があり、うまくいかない。
周囲の人たちに、病気のことを隠してるので、ミスが続き、仕事ができない人扱いされてしまう。
主人公が見ている幻覚。白い人たち(顔を白く塗った、白の全身タイツの人。実際には存在しない、彼しか見えないもの)が、行く先々で現れる。怖い描写だった。でも、すごいわかりやすかった。
日常で、あんな幻覚しょっちゅう見るようになったら、外出られないし、引きこもるよ。
こういうドラマ、まず、ほかの局では見られないよなぁ。
(数年前、漫画『ブラックジャックによろしく』が、TBSでドラマ化された。でも、精神科編はドラマ化されなかった)
表現するにあたって、これほど「難しいな」って思わせるテーマってないはずなんですけど、最後のほう、ちょっと泣きそうになったのに、決して暗くなってないっていう。明るかった。おもしろかった。
私も精神科なら、行ったことあるからね。某大学病院の。
そのあと心療内科に通院していた時期もあったし。10年も前の、昔の話です。あー懐かしい。
そして、これは初めて書きますが。
私が子どもの頃から、中2ぐらいまで、だったかな。
母が、幻聴が聞こえていた時期がありました。
透明な誰かと会話していました。母はそれを、先祖の○○さんだ、と言ってました。
もう母は普通に話せるようになりましたし、いまは病院に行く必要はないです。
これは私のことじゃなので、細かいことはこれ以上はね。ここでやめ。
あと、家族は、このたぐいの話は人にするな、って考え方ですからね。誤解。偏見。先入観。
だから、本当はブログに書いちゃいけないこと。
あなたは、坂井家の秘密を知ってしまいましたね。ふっふっふっ……。(イメージは映画『犬神家の一族』)
うーん。もうちょっと本とか読んでよ。
「バリバラ」見てよ。録画したのを見せたい。
別に隠さなくていいことですよ。そのはずなんですよ。
ただ、病気についてや、病気になったらどうなるかってことを知らない人が多すぎるんです。
たくさんの人が知っていたら。それだけで「良かった」って安心できる人がいっぱいいるはずなんですけどね。
松本ハウスさんのことを知ってると(松本ハウスのお二人の著書「統合失調症がやってきた」、読もうかな。本屋さんでちょっと読んだけど。まだ全部読んでない)、あの話、切ないですよ。
でも最後に、あのオチは。笑 女性の胸はすごかった。笑