♯5 勇者ランスロット(Lancelot)
森で翼の生えた怪物に襲われたマーリンを助けてくれた青年。
彼は騎士になりたくて、キャメロットにやって来た。
が、騎士になれるのは貴族の家柄の者だけというおきてがあった。
命の恩人でもあるランスロットの夢をかなえてあげようと、マーリンは魔法を使って、古い本からこっそり貴族の家の紋章を紙にコピーして、偽者の証明書をつくった。
これ、使い方によっては偽札できるな。
昔、ほかの国から攻めてきた兵士に村を滅ぼされ、自分以外の村人が殺されてしまった。
それ以来、暴力で虐げる者を許さなくなった、正義感あふれるまっすぐな人。
今日まで騎士になるために鍛えてきた剣術はすごかった。
怪物の正体は、神話に出てくるグリフィン。
魔法じゃないと攻撃は効かない。
そこで、マーリンはランスロットといっしょに、あとからアーサーと兵士たちを追いかけて、森のなかへ。
兵士たちの悲鳴が。二人が行ってみると、地面に倒れてるアーサー。
グリフィンと騎馬のランスロットの一騎打ち。
ガイアスに教わったマーリンの魔法で、ランスロットの槍が光り、一瞬の勝負。
このシーン、スピード感がいい。かっこよかったー。
でも結局、マーリンの嘘はばれてしまう。まあそうだろうな。
相変わらず「おきては絶対だ」と頑固なウーサー王と、「おきてが間違ってるんです」とアーサーが対立。
マーリンが魔法を使ったことに気づいたランスロット。呪文を唱える声、聞こえてた。
自分一人だけの手柄にはしたくない、もう嘘はつきたくないと、もめてる二人の前に出て行ったランスロットは、いつか自分が必要になったときにまた会うでしょう、と運命にまかせるようなことを言って、お城を去って行った。
馬に乗って走り去るランスロットの後ろ姿を、窓から見ていたグゥエン。ちょっと惹かれてたんだろうなーあの感じは。
ランスロット、また出るかな。出てきそうな台詞だったし、そういう展開ありそう。
次回は、顔に傷のあるいかにも怪しげな魔術師が出てくる。
ウーサー王の魔法を絶対に認めないわけは、後半に出てくるんだろうな、きっと。
実はマーリンがひそかに魔法で解決してるんだけどね。