「需要はないですね」 | 想像と好奇心でできている

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日々、思ったことを書いてます。
野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

おととい、雪が残って寒い中、TSUTAYAに行った。


色が枝や地面の黒ぐらいしかない。真っ白な眼になる。


欲しかった漫画を買いに、本屋へ。


数年前は、漫画の本棚の、目立つところにあったケータイ小説たち。


いまでは、そこにも漫画が置かれ、どこにケータイ小説があるのか

わからない。見る影もないケータイ小説ブーム。


女性の店員さんに尋ねてみる。


私「あのー、ケータイ小説ってどこにありますか?」


場所を教えてもらう。


あったのはごく一部、素人目に見ても、もう売れてないんだとわかる陳列。


で、本題。


私「ケータイ小説ってどのぐらい売れてます? あ、

一時のブームよりはこう(右手をななめに下げて)なってますよね」


店員「そうですねー。需要はないですね。ここ以外置いてないです」


売れなかった本は会社に戻すなど、流通に関する説明を少ししてもらう。

どうやらケータイ小説はそれが多いらしく、損を避けているらしい。


ちなみに、よく行く別の本屋ではもっとわかりやすい。

ケータイ小説が出入口近くの平積みだったのが、

出入り口からだいぶ遠い奥に置かれるようになった。


わかっていたけど、これがケータイ小説の現状か・・・・・・。


なんかこう、水たまりが蒸発するみたいに緩慢に消えゆく運命かも。


いつだったか、ライブの感想をブログに書いて、

自分でもそれを見て「テンションたっけー」苦笑 なんて思いつつ更新。

その後「ほんっと楽しかったんですねー」と

10歳ほど年下の方からコメントがあって、

まあそうなんだが、どうなんだろうと思ったのを思いだす。


でもいまもそんなに変わってないのでどうにかせね、あ、無理だわ。笑


誰かがなにかを読んで、「これよかった」と感想を書かれる作品

(あえて「本」とは言わず「作品」。ネット上だけでのもの)が、

もうケータイ小説ではほぼないんだろうな。残念な先行き目に見えるよ。