2月10日 おはなしストーリー物語 | 想像と好奇心でできている

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野いちごでは、 『テレビの感想文』ときどき更新。

トリオ・トリオ・トリオ よしもと全劇場ジャックツアー
~おはなしストーリー物語~

 

脚本 パンサー菅ジャングルポケット太田ジューシーズ松橋

演出 パンサー菅ジャングルポケット太田ジューシーズ松橋

出演 ジューシーズ パンサー ジャングルポケット ネルソンズ

 

オープニング。

セカイノオワリの「スターライトパレード」が流れる。
 

中学校の図書室の、絵本のなかに

住んでいる妖精たち。(向井さんと児玉さん以外の7人)

緑色のワンピースみたいな服を着ている。

誰かが本をひらくと、その本の物語を演じるのが妖精たちの仕事。

 

新人の妖精(児玉さん)が入ってくる。

おネエのような話し方の武山さん。

松橋「あいつは寝起きのオカマだから」

絵本をよむのは幼稚園や小学生。

ここは中学校だから、絵本なんて読む人がいないよ、と言われる新人の妖精。

菅「ご愁傷しゃま」

菅さん、噛んじゃった。笑

 

唯一、図書室に来る、アオキカズヤ(向井さん)。

本棚の一部が横開きでひらいて、なんの本を読むかチェック。

彼が本をひらいた。そのストーリーを演じる妖精たち。

 

「赤ずきん」

赤ずきん・・・太田さん  

狼・・・尾形さん  猟師・・・児玉さん

 

食べられるあの質問をスルーする赤ずきん。

猟師が入ってくる。猟銃で撃った弾丸を手でつかむ赤ずきん。

狼を背負った赤ずきん、猟師が撃ってきたら、赤ずきんが振り返り、狼に当たる。

撃たれた狼、ずり落ちる。

猟師「化け物だ・・・」

赤ずきん強すぎ。

 

アオキ「なんだよこの赤ずきん」

首をかしげながら図書室を出て行くアオキ。

間違いだらけの「赤ずきん」だと怒る斉藤さん。

太田さん、ブイネックの白シャツ、くるぶしソックスの

ファッションが違うのがいけない、と。そこじゃない。

 

アオキ、友達(ネルソンズ)に話しかけても無視されている。

 

「浦島太郎」

浦島太郎・・・児玉さん  

亀・・・尾形さん  乙姫・・・菅さん  

鯛・・・武山さん  ヒラメ・・・赤羽さん

 

髪が長いから、ヒゲあるのに菅さんが乙姫。

菅さんと武山さんと赤羽さんでパラパラ。笑

「浦島、毎週土曜来なさいよ」
竜宮城がクラブみたいな言い方。
ヒラメ「なんか変なニオイしません?」

玉手箱の煙が舞台袖から出てくる。

乙姫「吸ってきな、ハイになれっから」

それってヤバいやつでは。

「遺産はやらんぞー!」児玉さんスベって終了。笑

 

「浦島太郎」はこんな話ではないけど。

アオキ「でも、こっちも好きかも」

笑顔で帰っていく。

 

放課後。

遠くを見ているアオキ。

ボールが転がってきて、ひろおうとするアオキ。

が、コマツが来て、アオキの前でボールを拾って行ってしまう。

一人になるアオキ。

 

「世界の童話」

世界のいろんな童話集。

タイトルを言うので、誰かが前に出て一言。

向井さんのむちゃぶり。

「小さくて賢い仕立て屋さん」

太田さんが前に出される。すべる。

「白薔薇と黒薔薇」

太田さんと斉藤さん。

「黒薔薇です!」「白薔薇です!」って

おすぎとピーコみたいに言って終了。笑

 

「三匹の子豚」

長男豚・・・太田さん  次男豚・・・武山さん

三男豚・・・松橋さん  狼・・・斉藤さん

 

レンガの家造る松橋さん。

狼が来た。「食うぞー!」

三男豚「いいよ、食われたって! 僕はなんにもできない。

でもそれはいままで、諦めてたんだ。だからこのレンガの家だけは、

君に食われたって骨になったって諦めないでつくるんだ!」

安室奈美恵「Love Story」がBGMで流れてる。

三男豚の家作りを手伝う長男豚と次男豚。

狼と豚たちいっしょに住むことに。

ドラマチックないい話になって終わる。笑
 

「桃太郎」

桃太郎・・・武山さん  犬・・・菅さん

猿・・・斉藤さん  キジ・・・松橋さん

赤鬼・・・児玉さん  青鬼・・・太田さん

 

なぜか始まった、桃太郎チームVS鬼チームのテニス対決。

「テニスの王子様」のミュージカルのように歌って踊る。

ジャムおじさんの赤羽さん。

すごいハードル上げられて出てきた尾形さん、

雨乞い太郎というキャラになって。「干からびさせないぞー!」

 

青鬼が本棚から出てきて、アオキを連れ去る。

向井さん、越前リョーマに。

テンション高すぎるアオキに困惑する妖精たち。

 

目を覚ますアオキ。

「桃太郎」の本の間にテニスの漫画がはさまってた。

妖精たち「そろそろ真実を言わないとね」「でもどうやって?」

「みんなで絵本を書こう」

 

アオキ、実は文化祭の準備のときに、

脚立から足をすべらせ、死んでしまっていた。

だから無視されたり、机の上に花びんが置かれていた。

妖精たちの書いた本で、その事実を知るアオキ。

「なんでだよ!」叫ぶアオキ。向井さん熱演。

 

自分の死が受け入れられないでいるアオキに

妖精たちがそれぞれ言葉をかけていく。

そのなかで、太田さんの
「おはなしでも、ストーリーでも、物語でも無いんだよ!」

っていうセリフ。

自分の人生は自分のもの。誰かのものじゃない。

だから終わらせるのも、自分でするしかない。

そう解釈しました。

 

自分が死んでいたことを理解して、成仏するアオキ。

でも妖精になって、妖精たちの前に現れる。

生前の記憶は、数日で薄れる、とのこと。

図書室にコマツたちが来て、本をひらく。

それを見て、出て行く妖精たち。

 

最後に、スクリーンに

SPECIAL THANKS「世界の物語の作家」

「テニスの王子様 ミュージカル」なんていうのもちゃんとあった。笑

 

エンディングは、セカイノオワリの「眠り姫」。

 

「世界の童話」の、向井さんのむちゃぶりは笑ったなー。

向井さん、Sだね。

あと、「333 トリオさん」で見た菅さんのパラパラが、

まさかここで見られるとは。

 

最後にアオキが言った「生前の記憶は数日で薄れる」っていうセリフ。

ってことは、あの妖精たちも、もしかすると、ってちょっと想像させられました。

こういう、脚本にはないけど、実はこうなのかなって想像できるようになってるのは、いいなーと思った。

 

この9人で舞台をするって知ってから、かなり期待してたし、だいぶハードルが上がってたと思うけど、越えてきた。

笑ったけど、ちょっと切ないところもあって。素敵なお話でした。