だいぶ前だけど、記録として残しておきたい。
しかし記憶がどこまで残ってるか……。
誰が何の役やってたとか、正確に覚えてないし、チケットに出演者書いてあると思ったら書いてなくて、検索して調べたり。
そんなわけで間違ってたら指摘してやってください。
DVD化はされないんだろうか。
まさかもう一回再演、なんてことはないか。
脚本 石田明
演出 鈴木つかさ
出演 ブロードキャスト ソラシド 若月 梶剛 石田明
ネタバレしてます。オチにかかわることも書いてありますので。
芸人のブログのコメントを荒らす、無職で部屋に引きこもり、
母親に当り散らす男。
が、そこでブラストと名乗る謎の人物に挑発され、
怖くなってパソコン床に叩きつけちゃった。当然、壊れるパソコン。
「バイオおー」 笑
ブラストは自称、連続殺人事件の犯人。
コメントに書かれたことは本当なのか、怖がりながらも
廃墟になった病院に行くことにした、コメント荒らしの男。
その病院には、
警備している警備員たち、
肝試しでやってくる人たちを驚かせて楽しむカップル、
病院ではなく廃墟の病院に注射器が届いてしまい取りに来た医者、
廃墟の病院を荷物の取引の場所に使っている殺し屋と、
その殺し屋にピストルの入った箱を届けに来た老人の武器商人がいた。
石田さんが舞台に出てきたとたん、「キャー(ハートいっぱい)」と歓声が。
石田さんファンがけっこう来てたみたいですね。
けっこう右へ左へ、ときには壁の裏側や部屋のなかへ、と皆さん動きが大きい。
で、その動きとか、誰と誰がいっしょにいるかも伏線になってくる。
ストーリーとは別にそれぞれ持ちギャグみたいなのがはさまれる。
気絶して倒れる(石田さん)、「リゾート気分!」(若月亮さん)とか。
特に覚えてるのが、英語の発音がちゃんとしてる
「ルッキンフォーザレインボー(虹を探せ)」(ソラシド本坊さん)。笑
あと、すぐ倒れて警備員としてだめな石田さんに
だんだんと冷たくなっていく房野さん、という組み合わせ、おもしろかった。
殺し屋に撃たれて、死んだと思ったカップル女性。
実は死んでなかった、しかも男、しかも殺し屋を追いかけていた刑事!
さらに、何回もびっくりして気絶し、
瞬間移動(じゃなくて倒れる位置が変わってただけだけど)してた警備員も刑事!
これには自分も含めお客さんたちも驚いたリアクションしてたな。
態度を豹変させたブラスト、サイコだったなー。
首こきこきさせて、銃を下に向けてかまえるところなんか特に。
ブラストは本当に連続殺人犯だった。
理由は、自分は元芸人で、ブログの荒らしのコメントを見た母親が、心を病んで自殺してしまったから。
コメントで中傷した人々への復讐だった。
警備員のふりをしていた刑事たちにつかまるブラスト。
終わったあとのなかなかなりやまない、すごい拍手。
拍手しか聞こえない。
初めてでした、あんなに拍手がずっと続くの。
出演者の皆さんが戻ってきて、すでに着替えていたのか、肩にタオルかけてる人もいたっけ。
で、また出演者の皆さんが舞台上から去って、拍手がなくなってきて、
お客さんたちがアンケートを書きだして、静かになったら。
ソラシドだけが舞台に登場。笑
すると、舞台そで右から手招きする手が。
手だけしか見えなかったので誰かわからなかったけど、ああいう風に
「もう拍手終わったんだから戻んなさい」ってやりそうなの、房野さんかな?誰だったのかな。
どたばたして、笑わせて笑わせて、最後はちょっとシリアスな感じ。
脚本が石田さんなので、もしかしてブログが荒れたときのことをもとにして書かれたのかな、
ネットで匿名なのをいいことに荒らす人への怒りを、笑いでおおい隠しつつ、
なんて推測してしまいます。
それによって傷つく人や悲しむ人がいるんだよ、という当たり前のことに気づかされたり。
皆さん演技がすばらしくて、引きこまれました。
また書いてしまうけど、あの拍手、ほんとすごかった。これが一番印象に残った。