このブログは危機を煽るものでも無く、投資判断を導くものでもありません。
過去の歴史と照らし合わせて、筆者自身が考えを整理する為のものです。
投資判断は必ず自身で行い、その責任は自己に帰します。
筆者は経済の専門家では無い。また職業にもしていないが、投資や資産運用に必要性と大きな魅力を感じて実践している普通の一般人である。
株価に上下は付きものであるし、長期で投資を行えば資産は必ず増えるものと分かっていても、資産の目減りは避けたい。大幅な下落などもってのほかだ。
トランプ政権における関税政策を筆頭に、各国の保護主義が経済を不安定にしているという見解を良く耳にするが、それはあくまで経済が後退するきっかけに過ぎない。問題は投機ブームの生成と崩壊だ。
現在の経済状況を鑑みると、1929年に起きた世界恐慌時と類似するように思える。
類似点① 関税政策
今までアメリカが大幅な貿易赤字を引き受けていてくれたお陰で、対外的純資産が黒字の国々があった。
しかし関税をかけると、アメリカが貿易黒字になる反面、赤字になる国も出てくる。信用や外貨準備が乏しい国が対外純債務国になった場合、対外純債権国や国際機関から資金を借り入れたり、国債を発行したりしなければ無くなる。
ドル高通貨安の悪循環に陥れば、信用度の低い債券はデフォルトになりそれは世界中に影響を及ぼす。
類似点② 信用取引の膨張
(参照) 6月の証拠金債務は9.5%急増し、過去最高を更新 - dshort - Advisor Perspectives
株価の値上がりが続くのであれば、証拠金負債はいくらあっても問題無い・・と感じてしまうのが投機である。
上のデータを見る限り、証拠金負債のピークと株価のピークはほぼ一致する。
そして以下が上の情報を基にAIに分析させた結果である。
次の証拠金負債(Margin Debt)のピーク:2026年1月ごろ(中央値)
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68%信頼区間:2025年11月〜2026年3月
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95%信頼区間:2025年9月〜2026年5月
類似点③ 証券の時価総額>保有資産
8/8 日経新聞7面
時価総額の低下による東証の上場廃止基準を避ける為、不動産事業を営むメタプラネットはビットコインを購入し株価が100倍になり上場廃止を免れている。
その仕組みはこうだ。企業が新株予約権を投資ファンドに発行、高くなった価格で権利を行使し、株を手に入れ市場で売却、得た資金でビットコインを購入を繰り返す。
メタプラネットは8888枚のビットコインを持つ。その価値は現在の価格1,750万/枚を反映させると1,550億円になる。しかしメタプラネットの時価総額は6,000億にも達する。本業のホテル事業の売上は3億円程度である。
8/9 日経新聞10面
電子タバコ事業や、再生可能エネルギー事業を営むナスダック上場企業も、資金管理戦略と総じ仮想通貨に投資し自社の時価総額を増やしている。
新聞にも記載されているが、これらが成り立つのは仮想通貨が上昇するのを前提とする。
考察
歴史は繰り返さないが、韻を踏む。
正しい統計情報を与える事が政府の役目だと考えていたハーバート・フーヴァー政権、現在の政権とは真反対だが、大恐慌は起こってしまった。
現在のアメリカの失業率は低いままだが、不動産指数や鉱工業指数等は少し前から低調で、先日も雇用統計の大幅な下方修正があった。果たして現在の株価は適正なのだろうか。
今回暴落が起きるとしても、きっかけやその原因はおそらく分からない。最後の気付きのチャンスは、一般の人達も株について語り始める時だろう。





