廃墟で出会えた
消えゆく型板ガラス『つづれ』
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4
f1.4 -0.3 1/60 iso200
昭和の懐かしいガラスを廃墟で発見しました。
そこにあったのは、規則的な四角い幾何学模様が刻まれた、少し埃をかぶった古い窓ガラスでした。
調べてみると、これは昭和30年代から40年代にかけて日本の住宅で大流行した「型板ガラス(かたいたがらす)」というものだそうです。柄の名前は「つづれ」。今から50年近く前、私が子供だった頃には、どこの家庭の玄関や建具、食器棚にも普通にあった、ごく当たり前の日常の風景でした。
時代の流れとともに国内での製造はすべて終わり、今ではすっかり見かけなくなってしまったこのガラス。光が当たると万華鏡のようにキラキラと輝くその美しさは、現代の平らな透明ガラスにはない、当時の職人たちの温かみやこだわりが詰まっています。
誰もいなくなった静かな空間で、半世紀もの間、ずっとここで時代の移り変わりを見つめてきたのだと思うと、なんだか愛おしく、胸が締め付けられるような懐かしさが込み上げてきました。
忘れ去られようとしていた昭和の宝物を、こうして写真として残すことができて良かったです。
みなさんの実家や通学路にも、こんな懐かしいガラスはありませんでしたか?
今回の撮影の友
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4
上の写真は試し撮りで撮りました。
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 マイクロフォーサーズ専用
素晴らしい人気レンズです。
開放F値1.4による極めて美しいボケ味と、ライカ特有のヌケの
良いクリアな質感描写が特徴です。
