昨日用足しで車を走らせていた時に看板を目にしたラーメン屋さんや一般レストラン
由美子と何度通ったか数知れない飲食店でした
アレが好きだったよな、二人で笑いながら食べたっけなetc
涙で前が見えなくなりました
大の男が車中でボロボロ涙を流すなんて
でも妻が愛しいんです
脳梗塞で倒れてしまってから約一か月の間に妻も妻なりに頑張りました
昼夕付き添いで由美子の傍を離れず体を拭いたり着替えをしたり下の世話や人工肛門の交換と自宅介護時のための血栓予防のヘパリン注射も毎日病院でやってました
注射の仕方は妻の職業柄教わってましたので病院の看護師達も驚いてました
ある時、ベッドで横たわる妻が盛んに何かを訴えようとしてました
言葉が出せない不自由さに可哀想で可哀想で切ない気持ちでした
備え付けのTVの脇に買って置いた飲み物類かなと思って差し出すと由美子は首を振ってウゥと声を発し違うと表現してました
私も判らなくてじゃぁこれかなと違う飲み物を渡そうとすると再度首を振って必死に何かを伝えようとしてました
結局いろんな種類の水分補給ではなくて水 水が飲みたかったのです
ごめんな気が付かなくてと言うと私の言葉は理解しており少し笑顔を見せてもくれました
がん細胞により腹水もあってその圧力で食欲も衰えがちな日々
食事の時も盛んに何か訴えてましたが結局は茶碗に入ったご飯の量が多いと訴えてました
水分だけはしっかり摂らせてあげたかったです
トマトジュースやヤクルトなどは好んで飲んでくれてました
ヨーグルトを食べさせてあげると小さな子供の様に可愛い口を何度もパクパクさせて食後の感触を楽しんでる由美子でした
病院で持参する様に伝えられた妻用のカップや吸い飲み容器です
幾ら飲めたか目印のccも記入しました
吸い飲みでトロミ剤入りの水を飲む時は本当に可愛い顔して飲んでくれました
由美子の使用した物は依然として綺麗にして取ってあります
生活用品から洋服靴類貴金属すべてです
心無い親戚の奴らは整理したらどうか等と言います
鬼はこの世に居るものです
蕎麦屋さんでの食後の飲茶シーン
天婦羅定食&二八蕎麦を食べさせた時です
姿は見えませんが、私の妻由美子は常に私の傍で顔を肩に寄せています