普段は出来る限り人前では普通に会話をして少しは笑顔も作れる様にはなった私です
でも妻を想う心が強過ぎるのか一人になるとどうしても生前の由美子を想い涙してます
闘病中の実に可愛い子供の様な仕草も目に焼き付いてる
何で俺は由美子を助けてやれなかったんだ
何で一緒に逝かなかったんだ
何でもっともっと彼女を守り通してやれなかったんだ
今の供養はこんなもんでいいとでも思ってるのか
周りを見渡すと他人の夫婦は極当たり前の如く喧噪の日々を過ごされて居ます
ケンカをしたり夫婦で買い物に出掛けたり其れなりに生活されています
私は妻に先立たれ子供二人を残され天涯孤独の様な現状でどうしようもありません
生きる希望を探そうとしても見つからない
今ちょっと仏壇の前でひと泣きさせて貰いました
由美子があなた私だって死にたくなんか無かったわよ あなたが泣いててどうするのと声が
判ってる
判っているけど恋しくて恋しくて生きているのが嫌になる
早朝に読経は済ませましたが泣きながら再び読経を行って妻を偲びました
今日は雨
お墓の中は寒くはないかい
雨水が入り込んでないかい
暑くは無いかい
もう少ししたら線香を焚きに傍に行くから寂しがらずに待っててな由美子