妻の昔からの仲良しが御焼香に来てくれた

 

遅くなり申し訳なかったとお話ししてたが実の父が亡くなったのが重なっていたと

 

由美ちゃんって全然変わらないよねと部屋中の写真を眺めながら感慨深げな表情だった

彼女は今、筋萎縮性側索硬化症の闘いで薬が手放せぬ状態らしい

それ以前には子宮全摘も行っていて他への転移は無く10年が経過してる

 

転移さえなければ私の妻ももっともっと人生を私と謳歌出来たんだろう

そう考えると本当に辛い 辛過ぎて俺がおかしくなりそうになる

何の理由でまさかの膵臓末尾癌等にならなければいけなかったのか

自覚症状の出ない臓器、Dr.も精密検査での早期発見は難しかったと判断出来ますと言っていた

それよりもあそこの竹田病院では抑々が無理があったと思わざるを得ない

 

 

明るく前向きで堅実な由美子でした

 

 

彼女と一緒に居れるだけで私は幸せだった

 

 

もう身体は火葬、埋葬され納骨しているがずっと私の傍に居てくれてます

匂いや気配がそれを感じさせてくれているのです