今朝、曹洞宗の寺院にお参りし外から窓越しに千手観音様を観ようと背伸びしました

手には妻の遺骨を両手で挟み持ってます

 

見えないか そうしたら本堂の中から木魚を叩く音が聞こえ始めました

耳を澄ませ聞き入っていると読経も聞こえて来た

これで二度目です

 

由美子来て良かったなと遺骨を撫で上げ暫く聞いていました

般若心経です

私も下手ながらだいぶ覚えて来てます

 

聞き入っていると本堂の中から喋り声が聞こえて来た

あれ誰ですかお坊さんと声がした

そう言えば手前に一台車があったなと思い出した

檀家さんか

 

すぐに住職の話し声が聞こえ毎日なんだ.あの人は そう聞こえた

本堂の扉が開き あなた毎日お参りされてるのを私観ているよと言ってました

何を言わんとしてるのか不明でしたが法要も終わり毎日毎日欠かさず雨の日も風の強い日もアンタ余程供養の気持ちがお強いんだな 奥さんとても感謝しとるよと言われました

その際もう涙は溢れんばかりの状態でした

 

中々ね、たとえ奥さんがお亡くなりになったとしても貴方みたいな人は居ないよとも言われた

そうなのですか そんなものですか

 

前に別の阿弥陀如来の寺院をやっと探し当て、その本堂に立ち願いと祈りを捧げた時に読経が聞こえたんですとお伝えすると住職は「あそこは無人寺だ アンタのな、奥さんを想う気持ちが阿弥陀如来に通じたんだ だから聞こえたんだ」

「悟りが開けたのではないかな」そう言われたが私には判らない

 

 

 

今夜は一人酒

4つの花瓶すべて新しい供花を差し替え線香を立てて蝋燭を点け妻の目の前で酒を飲んでます

供養酒