愛する妻が、愛おしい可愛い妻がこの世を去った

毎晩枕元に降り立ちお父さんいつまでも泣いてばかりじゃダメじゃないのと囁いている

 

今日も二階を歩く足音が響き渡った

お母さん来たぞと息子に告げ二人で涙を流した時を過ごしました

 

 

もう妻は私の元には帰っては来ません

 

生きる気力も無く毎日を惰性で生きてる私です

 

 

死にたい 

 

死んで妻の元に駆け付けたい その一心

 

妻が亡くなってしまい何の未練がありましょうか

 

抗がん剤治療が始まり癌に依る血栓の恐れが現実化して脳梗塞に陥り最後は臓器全てに癌が広がりモルヒネ投与も儘ならず敢無く私の元から去ってしまった最愛の妻でした

最後の時は脳梗塞等どうでもいい状態で癌に依る苦しみから言葉も発せない状態のまま生涯を閉じてしまった

 

毎日どうやって死ねるかばかり考える私

死ねば妻と共に今までの様に二人で楽しく毎日を謳歌出来るんだろう

 

遺品も捨てれない

泣き明かす事しか出来ぬ俺

妻の香りを毎日追い求める

 

部屋中を妻の額装写真で飾る俺

気が狂いそう

 

脳梗塞になってしまい最後の時を我が家でささやかに過ごさせようと介護の勉強をしてストマー交換から食事介護や身体洗浄や着替えも全て覚え、さぁこれからだと考えていた矢先の・・

 

妻が居てくれたから私は頑張れた

愛する妻が微笑んでくれたから人一倍精進する事が出来た

 

 

支えは無い