
1950~60年代の「ブラジルの奇跡」といわれた経済成長を経て、資源、国土、人口等のポテンシャルの大きさから更なる発展を期待されながら、1980~90年代にハイパーインフレに沈んだブラジル。当時はいつまでも実現しないという意味で「未来」の大国と揶揄されていた。しかし、1994年に導入されたレアルプラン等の一連の政治経済改革の成功により、「未来」は現実のものとなり、近年ブラジルでは、欧米の企業からも重要な投資先として注目を集めている。現在、一億9000万人もの人口を有し、GDPは約二兆5000億㌦外貨準備高も3000億㌦を超え、名実ともに世界第6位の大国へと成長した。2014年のFIFAワールドカップや2016年の夏季オリンピックという二大国際大会イベントの招致に成功したのがその証左といえる。
ブラジルの2012年の売り上げトップ25社のうち、14社が外資系企業であり、ブラジルは外資天国といえる市場に育った。GDPの60%を内需が占めるブラジルが、「未来」においてもいかに有望なマーケットであるかが伺え、真のグローバル企業はそれを認識し、継続的に大きく投資をして勝負を仕掛けている。ブラジルは正しい投資をすれば、利益を得られる可能性が高い貴重な市場だ。まだまだブラジルの「未来」は始まったばかりだ。世界でも有数の親日国であり、成長への期待が大きいマーケットであり、日系企業がどんなパフォーマンスを見せるのか。楽しみだ。
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