【たった30秒で身体をリセットする方法】 ~膝の痛み編~ | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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サポーターやテーピングをしても、膝が痛い…
様々なことを試したけどなかなか良くならない方には、ある共通する問題があります。
 
「みぞおちが固まっている」ということです。
どういうことなのか詳しく見ていきましょう。
 
 
<みぞおちの正しい位置を確認>
 
みぞおちは、左右のあばら骨の一番下を真ん中へたどり、ちょうど合流する部分のことを指します。
 
その部分を体の奥へ押しやるように、みぞおちを丸めてみてください。
今度は反対にみぞおちを前へ押し出すように、みぞおちを反らせてみてください。
 
丸めた時と反らした時の間くらいが、みぞおちの力が抜けた適切のポジションになります。
 
要するに、どちらかに偏りすぎずに適度に緩んでいることが大事。
必要以上に力が入っていると、その部分が固まり、ぎこちない制限された動きになってしまいます。
 
 
<何故みぞおちが膝の痛みに関係するのか>
 
一見すると、みぞおちと膝は離れた場所にあるため、膝の痛みとは関係のないように思えますよね。
 
みぞおちには、「大腰筋」が付いており、股関節をはじめ、下肢機能において重要な役割をもつ筋肉です。
 
大腰筋はみぞおちから鼠径部(ビキニラインの真ん中)まで伸びており、そこでは内ももの筋肉「長内転筋」、「大内転筋」とつながりを持っています。
さらに、内ももから裏ももの「ハムストリングス」にもつながりを持っています。
 
内転筋やハムストリングスは、股関節から膝関節へまたがっている筋肉ですので、当然膝への関係はあります。
 
みぞおちが固まっていると、そこに位置する大腰筋も固くなっています。
固まっている筋肉は本来の機能を発揮できず、大腰筋とつながりのある内転筋やハムストリングスも間接的に固くなり、機能を十分に発揮できなくなります。
つまり、膝の動きも本来より制限されてしまうのです。
 
このように、みぞおちでは大腰筋を介して股関節、膝関節へのつながりを持っているため、それらへ悪影響を与える可能性を持っているのです。
 
 
<みぞおちの固さをリセットする運動>

これは、理学療法士の先生が病院やスポーツの現場で使っている運動です。
簡単な割に効果が高いので、患者さんの信頼を得やすい運動です。
 
1.片足を一歩前へ出す。
2.出した足の鼠径部とみぞおちをそれぞれさわる。
3.みぞおちを丸めながら、体を前へ倒す。
4.元の姿勢に戻る。
 
<ポイント>
・鼠径部を支点に体を倒す。
・前足の膝は踵より前に出ないように注意
・前足の膝は伸びきらないように軽く曲げたままにする。
 
詳しい動画はこちら
https://youtu.be/MRQy60PD6GA
 
みぞおちを触れて、みぞおちを緩めながら運動することで、大腰筋とつながっている 内転筋やハムストリングスが機能し、膝関節への負担が減ります。

運動の前後にやると効果的ですので、ぜひ試してみてください。
 
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http://www.taijikuwotaikan.com/taikan
  
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理学療法士 松井 洸
松井先生のブログはこちら
http://riha-axis.com

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