【首の詰まり感は首を揉んでも取れない】 ~悪循環をリセットする方法~ | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「忙しくて首が回らない」
 
おそらくこんな言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
 
忙しくてやる事が一向に片付かない様を「忙しくて首が回らない」というのですが、忙しく自律神経がいつも高ぶっている人は、呼吸が浅くなり、首まわりの筋肉が硬くなりやすいため、本当に首が回りにくくなってしまいます。
  
首が上手く回らないくらい、首の筋肉が硬くなると、首の詰まり感を強く感じる事があります。
 
この首の詰まり感は放っておくと、頭痛を引き起こしたり、手のしびれの原因になったりするので、気付いたらしっかりとほぐして素早く詰まり感を取り除く事が大切です。
  
今回はそんな首の詰まり感を引き起こす原因と全身との関係を紐解いていきます。
 
 
《首の筋肉》
 
首周りの筋肉の硬さは、首の筋肉を揉んだだけではなかなか取れません。
首は5〜7kgもある頭を支えているため、頭を支えるために必要な首周りの筋肉は構造上簡単には緩んではくれません。
 
ではどうすればいいのかと言うと、お腹の筋肉を緩めることです。
 
特にみぞおちのあたりを緩めることで、首まわりの緊張は取れ、首の詰まり感もなくなることでしょう。
 
 
《首とみぞおちの深い関係》
 
首とみぞおちには、実は深い関係があります。
私たちは頚椎と呼ばれる7つの骨で頭を支えています。
 
しかし、頚椎は小さい骨の集まりであり不安定な構造をしています。
そんな頚椎をサポートし頭を支えている筋肉が存在します。
その筋肉とは、頚長筋といわれる首のインナーマッスルです。
 
この筋肉は頚椎の骨の前面に位置する筋肉であり、首を支えるために働く筋肉になります。
頚長筋は、みぞおちに位置する横隔膜や大腰筋と言われる体幹のインナーマッスルにつながっています。
 
みぞおちが固まってしまうとこの横隔膜や大腰筋も働きにくくなり、同時に先ほどの首を支えている頚長筋も働きが鈍くなってしまいます。
そうなると、首を支えるためにアウターマッスルである首の筋肉(斜角筋や胸鎖乳突筋など)が過剰に働き首周りを固めてしまいます。
 
そして、これが首の詰まり感を引き起こす原因となるのです。
 
みぞおちが固まる理由としては、身体の使い方が悪いというケースが多いですが、もう1つあります。 

<胃に不調があると首まわりの筋肉が硬くなる>
 
忙しいと、早食いになってしまいませんか? 
どの内臓にも言えることですが、胃などの内臓の不調は必ず表層にある筋肉にあらわれます。
胃の機能が低下することで、胃の表層にある、みぞおちまわりの筋肉が硬まります。
 
みぞおちまわりの筋肉とは、主に腹筋になります。
特にシックスパックで有名な腹直筋が硬まってしまいます。
 
そして、この腹直筋は筋膜というものを介して、あばらの骨を越えて首にある胸鎖乳突筋と言われる筋肉とつながっていきます。
首を左右にひねった時にボコッと浮き出でくる首の側方にある筋肉です。
そのため、腹直筋が硬まることで、胸鎖乳突筋まで硬まってしまうのです。
 
結果、首の動きが制限され、首肩コリや頭痛が二次的に生じたりと、不調の連鎖が広がってしまいます。
 
そんな負の連鎖を素早くリセットするためには、首まわりの硬さを感じた時に、簡単な体操をして筋肉の状態をリセットさせてあげましょう。
 
 
《首まわりをほぐす首のクロスストレッチ》
 
首まわりの筋肉の緊張を取り除き、身体のインナーマッスルを活性化し、身体的ストレスを軽減させることのできる首のクロスストレッチをご紹介します。
 
 
1、手をクロスさせて、人差し指と中指で両方の鎖骨の上あたりを押さえる
 
2、脇を締めて肩を下げる
 
3、首を上下にゆっくり大きく3回動かす
 
4、首を左右にゆっくり大きく3回動かす
 
5、首を右回し、左回しとゆっくり大きく3回動かす
 
6、手を楽にして、深呼吸をして終了
 
これをやることで、一時的な胃の疲れからくる負の連鎖をリセットできます。
 
また、普段から首のクロスストレッチをこまめに行うことで、首まわりの緊張が取れ、自律神経もリセットされるため、ストレス軽減にとても効果的です。
 
日々のコンディショニングに是非取り入れてみてください。
 
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