【膝の裏は腰痛に効くポイント】 | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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腰が痛い…
治ったと思っても、またぶり返してしまう。
 
その理由は、もしかしたら3つの原因が同時に起こっているからかもしれません。その3つの原因に対してしっかり対応することで、腰の痛みは変わっていきます。
 
 
<3つの原因>
 
それは、神経の問題、血管の問題、筋肉の問題です。それが腰以外の場所でも起きているのです。
ですので、腰だけ揉んだり温めても治らなかったり、一時的に治ったとしてもまたぶり返してしまうのです。
 
では、全身を揉みほぐせば良いのでしょうか?いえ、ポイントをほぐすだけでも効果があります。その理由をお伝えします。
 
 
<筋肉>
 
腰痛が続いている人は、膝裏やふくらはぎの筋肉が固まっている人が多いです。
 
なぜなら、この筋肉は腰や背中の筋肉とつながっており、1つのラインとなっています。
腰だけでなくつながっている膝裏やふくらはぎまで固まっているので、腰だけ揉んでも治らないのです。
ですので、ここもほぐすことは重要です。

 
<ツボや経絡>
 
先ほどのラインですが、ツボとツボのつながりの経絡のラインと似ていると言われています。
そして、この経絡には腰痛や尿に関する悩みと関係するツボが多くあります。
 
 
<ツボとの関係 ~神経と血管と筋肉~>
 
膝裏の真ん中や、ふくらはぎの真ん中には重要な神経(脛骨神経)と血管(膝窩動脈)があります。
この神経と血管は、お腹や腰の方までつながっています。
 
ですので腰痛が続いている人は、この膝裏とふくらはぎにある神経と血管も弱っています。そのため、この神経や血管を優しくマッサージすることも、腰痛を和らげるためには重要です。
 
腰痛が続いている人の特徴は、もう1つあります。
それは、骨盤の底に付いている骨盤底筋が弱いということです。
 
この筋肉は、オシッコを我慢する時に使う筋肉です。
また、骨盤を下から支えている重要な筋肉なのですが、この筋肉が上手く働いていません。
 
この筋肉は、さきほどの坐骨神経と同じレベルの神経の支配を受けています(*詳細は一番最後に記載してあります)。
 
ですので、先ほどの膝裏やふくらはぎの真ん中を優しく押して刺激を入れることで、坐骨神経を介して骨盤底筋にも影響が伝わります。
刺激を入れた後は、筋肉を使う簡単な運動も行うとより効果的です。
 
 
<腰痛体操>
 
・お腹と腰に手を当てる。
・そこが膨らむように息を吸う。
・息を吐く時は、オシッコをガマンするように力を入れる。
・息を吸う時は、その力をゆるめる。これを3回繰り返す。

<まとめ>
  
・腰の筋肉はふくらはぎの筋肉までつながっていて、ふくらはぎまで固まっている。
 
・そのつながりは、ツボとツボのつながりである経絡と似ている。
 
・その経絡は、腰痛や尿に関する悩みごとと関係するツボが多い。
 
・ツボの近くには、血管や神経があり、腰やお腹までつながっている。
 
・その神経は、オシッコをガマンする筋肉と関係があり、腰痛の人はその筋肉が弱っている。
 
・ツボを刺激した後は、しっかりその筋肉の体操まで行うと良い。
  
ツボを押すことと、今回の腰痛体操は簡単にできます。ぜひ試してみて下さい。
*ツボや坐骨神経の詳細は一番最後をご参照下さい。
  
筋膜のつながりを学べる【筋膜アナトミー】などは、こちらから無料でダウンロードできます。
metaaxis.co.jp/pdf/
  
http://www.taijikuwotaikan.com/taikan
  
こちらでは、こどものケガの予防に効果的な体操を無料で紹介しております。
https://fs223.formasp.jp/p642/form4/
 
〔膝裏のツボ〕
委中
膝窩動脈や脛骨神経がある。
脛骨神経は坐骨神経(第4腰椎~第3仙椎)につながる。
膝窩動脈は大動脈につながる。
     
〔ふくらはぎのツボ〕
合陽
膝窩動脈や脛骨神経がある。
 
〔オシッコを我慢する筋肉〕
骨盤底筋
第2仙椎~第4仙椎からの神経支配

自動代替テキストはありません。

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