【電車の中でバランスを保つ身体の使い方】 ~舌を使うと安定する~ | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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電車の中は揺れますが、あの中で安定している人と、
吊革につかまっていないとすぐに倒れそうになってしまう人がいますが、その違いは何なのでしょうか?
足腰や体幹を毎日鍛えないといけないのでしょうか?
 
今回は、簡単にバランスを保つ身体の使い方をお伝えします。
 
 
<バランスには重さのコントロールが大事>
 
身体の上部の重さが大きく傾くと、それだけバランスをコントロールすることが難しくなります。
 
特に腕は重要で、腕がバランスに関わっている事はご存知だと思います。
その腕は、肩甲骨と鎖骨を介して体幹につながっています。
 
そのため、鎖骨の動きが悪いと腕の重さのコントロールが出来ないため、バランスを崩しやすくなります。
 
この鎖骨の動きが悪い人は多くいます。原因はこれらの骨についている筋肉と、それとつながっている筋肉です。
 
 
<肩甲骨と鎖骨に直接ついている筋肉>
 
その筋肉は、首の筋肉(胸鎖乳突筋)や胸の筋肉(大胸筋)などです。
 
一見、胸板が厚く体幹が安定してそうな人でも、実は動きの中では不安定な人が多くいます。
 
首の筋肉を鍛える人は少ないかもしれませんが、パソコンやスマホを見る機会が増えている現代人は、この首の筋肉が固まっている人が多くいます。
 
では、これらの筋肉をマッサージなどでほぐせばバランスは良くなるのでしょうか?
実は、それだけでは不十分なのです。
 
 
<筋肉はつながっている>
 
先ほどの首や胸の筋肉は腹筋(腹直筋)や太ももの前側の大腿四頭筋とつながっています。
 
特に、大腿四頭筋はテレビや雑誌などで大事と言われており、この筋肉を優先的に鍛えている人がいます。
 
すると、つながっている首や胸の前側の筋肉まで固まってしまいます。
 
どういうことか、一緒に動きで確認してみましょう。
 
例えば、
・首を後ろに反らした時の柔らかさ
・両手を左右に広げた片脚立ち
 
この2つをやってみて下さい。
 
今の状態を確認したら、つま先に体重をかけた状態でスクワットを5~10回やってみて下さい。この運動で大腿四頭筋が優先的に働きます。
 
やったら、首を反らす、両手を左右に広げた片脚立ちをやってみましょう。
 
いかがですか?
・首が反らしにくい。
・腕を左右に広げにくい。
・片脚立ちでバランスが取りにくい。
などの感覚があったかと思います。
 
これらは、大腿四頭筋とつながっている首や胸の筋肉が必要以上に固まり、鎖骨の動きが悪くなったためなのです。
 
ですので、これらの筋肉はとても大事なのですが、必要以上に力が入っていない方が良いのです。
では、どの筋肉をつかえば良いのでしょうか?
 
 
<バランスを良くするための方法>

・おへそから指4本上の部分を触る。おおまかで大丈夫ですので、そこの真裏の背骨を触る。
・そのまま身体を右に3回傾け、次に左に3回傾ける。
・口の中の舌を上顎(うわあご)に当てる。
 
この背骨の体操で体幹の深部にある大腰筋や横隔膜を使う事ができます。
また、舌の筋肉(舌骨筋)を使うことになります。
 
舌は上顎に軽く当てたまま、首を反らすことと、腕を左右に広げた片脚立ちをやってみて下さい。
 
いかがですか?やりやすかったと思います。
 
この舌の筋肉は、体幹の深部にある大腰筋や横隔膜とつながっています。これらの筋肉が上手く使えると、
・大腿四頭筋
・腹筋(腹直筋)
・胸の筋肉(大胸筋)
・首の筋肉(胸鎖乳突筋)
 
などの余計な緊張は抜けます。
 
そのため、鎖骨の動きが良くなりバランスが取りやすくなります。
 
是非、電車に乗っている時は舌を上顎に当ててみて下さい。

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