【姿勢が悪くても大丈夫】 ~自分に合った姿勢の正し方~ | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フと気が付くと
 
・腰が反ってしまう(反り腰)
・背中が丸まってしまう(猫背)
 
無意識的にこのような姿勢になってしまう人は、
慢性的に肩・首が凝ったり、腰に張りや痛みを感じていませんか?
 
悪い姿勢には、それぞれの特徴があります。
 
反り腰→背中側の筋肉が短縮している。
猫背→お腹側の筋肉が短縮している。
 
このような姿勢が長期にわたっている人は、上記の筋肉をガチガチに固めています。
それにより、不快な症状が慢性化してしまうのです。
 
姿勢を正すと、不快な症状も治まってくる場合もあります。
 
ただ、姿勢の正し方には注意すべき点があります。
その注意点が分かれば、見た目の姿勢が悪くても痛みなどの症状は起きにくくなります。
 
どいうことか、順を追って説明していきます。
 
 
[姿勢を正せば良い、という訳でもない]
 
ただ、見た目の悪い姿勢を正そうとしても、その姿勢を保つことは難しくないですか?
 
また、無理に良い姿勢を保とうとすると、
 
・猫背の人は、背筋を使い過ぎて腰が疲れる。
・反り腰の人は、腹筋の中でもアウターマッスルの腹直筋だけに力が入る。
 
という状態で、体幹の前後面の筋肉をガチガチに固める姿勢の矯正法になってしまいます。
これでは、見た目の姿勢を正すことができても、不快な症状はなくなりません。
 
 
[初めに股関節機能を整える]
 
反り腰や猫背は、体幹が安定しないために仕方なく取っている姿勢とも言えます。
 
体幹が安定しない原因に股関節機能の低下が考えられます。
股関節を上手く働かせることができなければ、股関節周りの筋肉に必要以上の力が入ってしまいます。
 
股関節周りの筋肉で、
大殿筋への負荷が高まると、腰背部の筋肉が連鎖して働き、反り腰の傾向が強くなります。
大腿四頭筋への負荷が高まると、筋膜上の繋がりから体幹前面の緊張が高まり、猫背の傾向が強くなります。
 
股関節を上手く働かせることによって、股関節周りの筋肉の緊張が抜けると、筋連鎖を介した反り腰や猫背の症状を抑えることができます。
股関節を上手く働かせるために、積極的に働かせたい筋肉があります。
 
その筋肉とは、大腰筋です。
 
大腰筋は、横隔膜~腹横筋~内・外腹斜筋といった筋肉と筋連結・筋連鎖します。
これらの筋肉は、骨盤底筋と多裂筋とともに、腹圧を調整する役割を持ちます。
 
大腰筋を積極的に働かせることによって、筋連鎖を介して腹圧の調整が上手くなります。
このようにして、体幹を安定させることができるようになると、
アウターマッスルを無理に使わずとも姿勢を安定させることができます。
 
 
[悪い姿勢のままでも、不快な症状を抑えることができる]
 
外見上、猫背や反り腰であっても、身体に不快な症状を感じない人がいます。
 
これには、2つのパターンが考えられます。
 
1つ目:筋肉が固まり過ぎ、身体の感覚が鈍っているパターンです。
2つ目:インナーマッスルを積極的に働かせることによって、悪い姿勢によって生じる負荷を多くの筋肉で分担しているパターンです。
 
重い荷物を1人で持つより、多くの人で持った方が負担は小さくなるように、身体にかかる負荷も多くの筋肉を使って分担させると、身体は楽になります。
2つ目の身体の使い方をするにあたって、股関節の働きが重要になります。 
  
 
「悪い姿勢による不快な症状を軽減させるワーク」
 
股関節スクワット
動画:https://youtu.be/LOyPQF7EGmA
 
<やり方>
1.脚を腰幅に開いて、つま先を真っ直ぐ正面に向ける。
2.かかと荷重で膝が前に出ないように、お尻を後方へ突き出し(=股関節の屈曲)、モモ裏に張りを作る。
3.モモ裏の張った部分を締めるようにして、立位姿勢に戻る(=股関節の伸展)。
 
姿勢を正さなければ不快な症状も治まらないと考える人は少なくありません。
 
ですが、悪い姿勢のままでも股関節を働かせ、インナーマッスルを積極的に利用すると、身体にかかる負荷を抑えることができます。
 
長年の癖でなかなか姿勢を矯正することができない、という方は、せめて股関節の働きを改善させてみてください。
見た目の姿勢が変わらなくても、症状が軽快になる筈です。

ぜひ、試してみてください。
 
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