【5つのラインが首肩を固める】 | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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1時間くらい立ち仕事をしたり、デスクワークを半日くらいやっていると首や背中が凝ってきて、一度は首を回したり揉んだりしているかと思います。
  
首や背中が凝ると、全身がだるいと感じませんか?一体なぜ、なぜ全身がだるく感じるのでしょうか?また、なぜ首や背中は凝ってしまうのでしょうか?
      
  
<人間の発育過程から考える>
   
赤ちゃんはうつ伏せが出来たら、次は頭を持ち上げるという発育過程を取ります。頭を持ち上げるためには、首の根本である頸椎7番から胸椎4番を固める必要があります。
 
つまり人間は誰もが、発育の過程で肩の高さの背骨が固まるようになっているのです。
   
   
<筋膜から考える>
   
筋肉と筋肉は筋膜で全身につながっています。筋膜で有名なアナトミートレインでは11本の筋膜のラインがあります。
 
そのラインのうち、
・手と体幹を結ぶライン:2本
・足と体幹を結ぶライン:3本
 
5つのラインが頸椎7番から胸椎4番のあたりを通っているのです。
*詳しいラインは、文末にて。
    
デスクワークで手を過剰に使っていると、その影響が頸椎7番から胸椎4番のあたりまで及ぶのです。
頸椎7番から胸椎4番のあたりが固くなった結果、足までだるくなることがあります。
  
立ち仕事で足を過剰に使っていると、手まで重くだるい感じになるのも同じ理由です。
 
   
<首や背中の効果的なほぐし方>
  
全身の筋膜をほぐすのは大変です。
ですので、まずは部分的にほぐしましょう。
頸椎7番から胸椎4番の背骨の真横に付いている筋肉をほぐせば、5つのライン上の筋肉もほぐれやすくなります。
 
ただ、固まっている筋肉をグイグイ押してほぐすのは大変です。 ほぐすには、筋肉を使って動かしながら行うことが一番です。
   
ちなみに、頚椎7番は、頭を下げると一番出っ張っている骨です。肩甲骨の真ん中の高さの辺りが胸椎4番です。
   
では、ほぐす前に一度首を回してみたり、背中をモゾモゾ動かして、動きやすさを確認してみて下さい。
   
動かし方は以下の通りです。
首を動かすと胸椎も一緒に動きます。
 
・頸椎7番から胸椎4番の背骨の真横を軽く押す。
・首を右に3回傾けたあと、左に3回傾ける。
・右に3回捻ったあと左に3回捻る。
   
終わったら、首を回してみたり、背中をモゾモゾ動かしてみて下さい。

いかがですか?たったこれだけで、少し楽になったかと思います。これは非常に簡単です。そしてただ押したり揉んだりするよりはるかに効果的です。
   
デスクワークや立ち仕事で背中や首が凝ってしまったり、全身がだるくなってしまう方は、ぜひこの簡単で効果的な方法で身体のメンテナンスをしてみて下さい。

筋膜のつながりを学べる【筋膜アナトミー】などは、こちらから無料でダウンロードできます。
metaaxis.co.jp/pdf/
  
http://www.taijikuwotaikan.com/taikan
  
こちらでは、こどものケガの予防に効果的な体操を無料で紹介しております。
https://fs223.formasp.jp/p642/form4/
 
*手と体幹を結ぶライン:2本
・ディープバックアームライン(DBAL)
・スーパーフィッシャルバックアームライン(SBAL)
   
*足と体幹を結ぶライン:3本
・スーパーフィッシャルバックライン(SFBL)
・スパイラルライン(SPL)
・ラテラルライン(LL)

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