【慢性的な膝の痛みは内臓が原因】   | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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病院では、膝の痛みに対して痛み止めの薬を出してくれたり、リハビリをしてくれます。それでもなかなか治らないと、どんどん悪くなるのではないかと不安になってしまいますよね?
 
この前、そのような不安を抱えている患者さんを担当しました。
 
・疲れやすい。
・疲れると膝に痛みが出やすい。
・たまに腰や背中も痛む。
 
膝以外にも上記のような症状を訴えていました。その情報をもとに評価を進めていくと、腎臓が固まって機能が低下していることが分かりました。
 
疲れと関係がある臓器は腎臓ですので、膝の近くの腎臓のツボを押したところ、膝と腰の痛みが大幅に軽減しました。一体なぜなのでしょうか?
 
 
<ツボの効果を筋肉で考える>
 
押したツボは、陰谷(いんこく)です。このツボは、筋肉でいえば太ももの裏にあるハムストリングス(半腱様筋腱、半膜様筋腱)が付く場所です。膝の痛みを訴える人は、この筋肉が上手く使えていない事があります。
 
膝の痛みが軽減した理由の1つは、ハムストリングスをほぐして使いやすい状態になったからです。
 
 
<ツボの効果を血管で考える>
 
他にもこのツボの近くには、内側膝下動脈というのがあって、元をたどると腎臓と関係しているのです。
 
腎臓の機能低下が、血管を介して膝に悪影響を与えていた可能性があります。
 
逆にこのツボを押す事で、血流が良くなり腎臓の機能を高めることが出来るのです。
 
 
<筋肉のつながりで考える>
 
この患者さんですが、まだ背中の痛みが残っていたので、ツボの近くだけでなく、ハムストリングス全体をほぐして使いやすい状態にしたところ、背中の痛みが消えました。
 
これに関しては、ツボの効果を狙った訳ではなく、ハムストリングス~脊柱起立筋という筋肉のつながりを意図して調整しました。アナトミートレインで言えばスーパーフェイシャルバックライン(SBL)です。
 
腎臓は比較的背中側にあるので、背中の筋肉まで悪影響がおよび、背中や腰に痛みが出ていたという事も考えられます。
 
このように、腎臓と膝の痛みが関係することもあるのです。
 
患者さんの声に耳を傾けてくれて、膝の痛みとその他の症状との関係性を理解できるセラピストの方に一度みてもらいましょう。

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