【軸脚の方が大事】-弾丸シュートはどのようにして蹴るのか- | 高橋龍三オフィシャルブログ Powered by Ameba

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先日のトヨタカップ決勝、ハラハラドキドキしましたね。
試合を観戦していて印象に残ったことは、レアル・マドリードの選手が放つシュートの勢いです。
 
一流選手のシュートは、弾丸のような勢いで飛んでいきます。
 
どうしてあんなボールを蹴ることができるのか、疑問に思ったことはありませんか?
 
「脚を振り抜く速さが尋常ではないから、弾丸のようなシュートを打てる。」
 
これは、正解なのですが、ある前提があっての結果です。
 
脚を勢いよく振り抜く前提として軸脚を上手に使うことが求められます。
 
軸脚が崩れてしまうと当然、脚を勢いよく振り抜けなくなります。
しかし、軸脚が安定した状態でも、どこの筋肉を優位に働かせているのかで、振り抜く脚の勢いが変わってしまいます。
 
モモの前側(大腿四頭筋)を優位に働かせているのか、
モモの裏側(ハムストリングス)を優位に働かせているのかで骨盤の動きが大きく変わるのです。
 
脚を振り抜く際には、大腿骨の動きに目が行きがちですが骨盤も連動して動いています。
軸脚の大腿四頭筋が優位に働いていると、骨盤を前傾させるような働きをします。
 
実は、左右の骨盤は微妙にずらして動かすことができます。
 
左右の骨盤をずらす支点となる関節が仙腸関節(左右の腸骨を後方で仙骨を介して繋ぐ関節)と恥骨結合(左右の腸骨を前方で繋ぐ繊維結合)です。
 
左右の骨盤はこの部位を支点に若干のねじりを作ることができますが、可動域が小さいです。
そのため、軸脚の大腿四頭筋が優位に働いて骨盤が前傾すると振り切り脚側の骨盤も前傾気味のまま脚を振り抜くことになります。
 
また、大腿四頭筋はブレーキ筋とも呼ばれ、前方への骨盤の推進を止める働きをし、股関節の屈曲だけの力に頼って脚を振り抜くことになります。
骨盤が前傾することで股関節屈曲に制限が出て、脚を振り抜きづらくなります。
 
対して、軸脚のハムストリングスを優位に働かせると、骨盤を後傾させる力が働きます。
また、ハムストリングスはアクセル筋とも呼ばれ、骨盤を前方へ推進させる働きがあります。
軸脚のハムストリングスを優位に働かせることで、わずかながら骨盤を前へ進めつつ、後傾させる力も得ながら脚を振り抜くことができます。
 
海外のストライカーの脚は、高くまで振り抜かれています。
これは軸脚のハムストリングスを優位に働かせながら、骨盤の運動も上手く作りながら脚を振り抜いているためです。
 
【ハムストリングスを優位に働かせるワーク】
・股関節スクワット
動画:https://www.youtube.com/watch?v=JZhzBeB1dH4
 
軸脚のハムストリングスを優位に働かせて、骨盤の動きも利用できると、シュートのキレが段違いに良くなります。
しかし、体幹の筋肉を固めてしまっては、骨盤の動きは小さくなってしまいます。
脇をきかせることや、みぞおちに力を入れないように注意することで、体幹を柔軟に動かし、ボールに大きな力を与えることができます。
 
ぜひ、お試しください。
 
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