北斗ビル。函館市末広町17-15。2010(平成22)年6月9日
市電通りと二十間坂の交差点の角に壁をピンクに塗った「北斗ビル」が建っている。角のアール部分にある玄関に「Beige」の看板があるが、「ベージュ」というブテックだ。建物は1921(大正10)年12月の竣工で、中村鎮(まもる)の設計による。
『関根要太郎研究室@はこだて+ちちぶ>函館市末広町の北斗ビル(大正モダン建築再訪)』によると、「もとは外米、砂糖、麦粉を取り扱う目貫商店の自社ビル」。1921(大正10)年4月に起きた大火を機に、中村の考案した「鉄筋コンクリートブロック(鎮ブロック)工法」で建てられた。函館には20数軒の鎮ブロック工法による建物があったが、現在ではそのほとんどが無くなったという。鎮ブロックとしては4階建と高層な北斗ビルは、函館の歴史を体現できる貴重な建物だろう。
北斗ビル。函館市末広町17-15。2010(平成22)年6月11日

