佃堀河岸の網干場。中央区佃1-8。1989(平成1)年10月29日

佃堀の南端あたりから撮った佃堀沿いの道路。水面が写ってないが、小屋や物干し場の裏がすぐ佃堀である。小屋は漁具をしまう物置で、洗濯物を干してあるところは元々は網を干す場所だったはずだ。昭和の時代までは漁村としての面影を残していたのだが、現在は下の写真のように、ただの広場のようになっている。佃堀を囲むように「佃堀広場」という公園ができたわけだ。
写真左端に写っている掲示板は今も同じ位置にあると思う。写真右端に写っている銀杏の木は波除稲荷・於咲稲荷(おさきいなり)境内のもの。



佃堀。写真左の社が波除稲荷神社。その左手に隠れるように於咲稲荷神社の社が並んでいる。
佃1-8。2005(平成17)年3月25日


 
佃天台地蔵尊入口の民家。佃1-9。左:2005(平成17)年3月25日、右:1989(平成1)年10月29日

2枚目写真中央に写っているパラペットのある家とその左の家。その間の隙間のような路地を入ると佃天台地蔵尊の社があり大きな銀杏の木も生えていて、なんとなく楽しいスポットである。佃堀側の入り口にある2棟の古い民家は現存するが外壁などを改装した。銅板張りのパラペットのある洋風の家は、2階の窓ガラスが替えられて木の桟ではなくなり、戸袋がなくなってしまった。1階の小さな窓は古い木の桟のまま残してある。