
旧鎌倉図書館。神奈川県鎌倉市御成町18。2010(平成22)5月14日
1936(昭和11)年に鎌倉町立図書館として建てられた木造2階建ての建物。建築にあたっては、三井銀行取締役だった間島弟彦という人の寄付が中心になった。間島は1928年に亡くなっているが、遺族によって遺志が実行された。青山学院大学の間島記念館(1928年、設計・施工=清水組)は図書館として建設された建物で、やはり間島弟彦の遺志で資金の寄付があった。
縦長窓が並ぶ外観は洋風であるが「和洋折衷」とされている。屋根は確かに和風で、写真では木に隠れてしまっているが、切り妻屋根の妻側に懸魚(げぎょ)がさがっている。入り口の平屋の部分は戦後の増築という。
1974(昭和49)年に現在の中央図書館が完成すると図書館としての役目は終わった。
入口横の看板は「教育センター相談室」で、1998年に撮った写真では「青少年相談センター」となっていた。主に、問題のある子供の親が相談に来る窓口といった市の施設だったらしい。それも2014年には他所に移転して取り壊す段取りになっていたのを、保存運動が起こって市も迷っている?

旧鎌倉図書館。2010(平成22)5月14日